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格言の裏側を読み解く イスラーム編

“Lucky is the women whose first child is a Daughter ” by prophet muhammad (PBUH)


格言というのは、その言葉を発する人によって陳腐にも金言にもなります。

何をいうかではなく、誰がいうのかというのは
とても大切なことですよね。
今回は預言者ムハンマド(Peace be upon him)の言葉を、ハディースから取り上げます。
翻訳すると、
“最初の子供が娘の女性は幸運である。”
となります。


この言葉の裏側には、当時の時代背景がありました。
イスラーム以前の時代はジャーヒリーヤ(無名)時代と言われています。
ムハンマド(PBUH)の登場によって、
今まで暗闇だったイスラーム世界に光を灯したという意味において
英語の啓蒙時代にも同様の表現が表されていて興味深いです。
(啓蒙するとは英語でenlightmentで光を灯すが語源)

そのジャーヒリーヤ時代において
第一子が女性であったというのはとれも縁起の悪いこととされ、
穴の中に生き埋めにするという慣習があったようです。
そうした時代状況を嘆いた預言者が話したのが、上記の言葉です。
イスラームでは明確に赤子殺しが否定されています。

言葉の時代背景や裏側を知ることで、より言葉の本質部分に
到達しやすくなり、その言葉をより深く理解できるようになるのだと思います。


最後までありがとうございました!
明日からお仕事頑張っていきましょうϵ( ‘Θ’ )϶

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