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本を読むなど

この10年で、山程(言葉の通り、まさに山)の積読が出来てしまった。

漫画はもとより、様々なジャンルの実用書や図鑑その他諸々…興味を惹かれた本が大量にある。しかも、その殆どが未読。

10年前の第1次腰椎ヘルニア入院(入院中に母が逝去)後、6年前の第2次腰椎ヘルニア入院後及び歩行訓練入院後、5年前の伴侶網膜剥離手術入院後、4年前の老父の手術入院後…と、段階的に心身にダメージがあり、だんだんと思うように本が読めなくなった。

元々感情移入しやすいのに更に感情を持っていかれるようになり、読みながらしんどくなってしまう為、先ず大好きな漫画群が読めなくなった。
漫画以外の本も、疲れやすくなった為か集中し切れず途中で止まったり、そもそも読むという気が起きなかったり…。

それなのに、twitterで見かけて興味を持った本や好きな作家の新刊、興味ある事に関する本などをガッツリ買ってしまう。
いい加減買い過ぎ(伴侶に言われた)だと自分でも思うが、早くに絶版になり易い昨今、本が一期一会の物になりつつあるので逃したくないのだ…。

同人誌(主に1次作品)もついついBOOTHでポチっていて、好きな作家さんの同人作品もあれば、好きな作風の同人作家さんの作品もある。
コレまた一期一会のものが多いので、気が付くと山積みになっていたりする…。

目的の本を買う時、店舗購入オンリーだった昔と違いネットでは関連書籍が続々と画面に出て来る為、カートの中が目的の本+αになるのがしょっ中で、合計額見てヒエッとなり、慌てて選別作業することに。
そして、欲しい本に登録した分が物凄い冊数に…!(まぁ、絶版で取り扱いの無いものも入れちゃってるけども)
同人誌(BOOTH)の場合だと、“好き”を押したり入荷通知メールを希望したり…。

新刊に限らず、古本でも欲しかった本を発見してしまうと、ついついポチッとしてしまう。
古書店もネット対応が増え、絶版本が探し易く便利になった。…それ故に、危険なのだけど。

先日、久々に文庫本(しかもページ数のある厚いヤツ)を1冊読み切った。
何故か未読の新刊本では無く、何度目かの再読本だったりするけど。
その本は、阿川弘之著「井上成美」。
読み終えても何となくページを繰(く)ってしまうくらい、やはり面白かった。
伝記ものだからか、良質のドキュメンタリー番組を観てるかのような気分になる。

本の感想はひとまず脇へ置いておくとして、これを機に少しずつでも本を手に取っていき、読む気力と体力が伴っていくといいな。
読書は心身共にかなりのエネルギーが要る。
一見するとinactiveのようでいて、その実かなりactiveな行為だと思う。

という事で、生きてる間に積読本ヒマラヤ山脈は制覇出来るのか?!
…コツコツと歩を進めますかね。

ではでは。