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50歳を過ぎ、日々をていねいに暮らすことの大切さが、コロナ禍もプラスされてより強く感じ…

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50歳を過ぎ、日々をていねいに暮らすことの大切さが、コロナ禍もプラスされてより強く感じるようになりました。 家族の介護をしながらも、心地よさや自分らしさはあきらめない。そんなここ10年近くの日々のことを書いていきます。

最近の記事

クリスマスのパネトーネ

今年は注文をし忘れたイタリアの食材を輸入しているサイトのパネトーネが、クリスマス直前に少しだけ販売というメールに、慌てて申し込み、クリスマスに無事美味しいパネトーネを食べることができました。 このパネトーネを知ったのは、イタリアを愛し、食通の友人の紹介でした。最初はオリーブオイルから。そしてワイン、ダッテリーニという糖度の高いトマト缶、パスタ、パルミジャーノ、バルサミコ…。美味しいものが繋がっていきました。 この秋、仕事で立ち寄った先で、体調を崩してしばらく会っていなかった

    • この季節がやってきた

      トルーマンカポーティ『クリスマスの思い出』(村上春樹訳 挿絵山本容子)という素敵な本があります。この季節になると毎年思い出す本です。読み返す年もあるし、思い出すだけの年もあるし。 この本は、少年バディとおばあちゃんいとこスックが、クリスマスを迎える準備をはじめる、あたたかくやさしい、でも結末はちょっと悲しいストーリーです(この本のことを教えた友人が、偶然古本屋で見つけて、サイゼリアで読み始めて大号泣したと話していた年もありました)。 「フルーツケーキの季節がやってきたよ」とい

      • DIY DAY

        先日。部屋にカウンターテーブルを作った。既に取り付けてあったIKEAの棚と、2×4材(正確には2×6)を使って。 しかし、特に必要があったというわけでもなく、以前から考えていたわけでもなく。成り行きというか、色々なことが重なって、今こうして部屋にカウンターテーブルができあがった。 ことの発端はフロアライトを購入したことだろうか。楽天で見つけたルイスポールセンのリプロダクト品。以前、本物をネットで見つけてその価格に驚いたものが、これまた驚くほどの低価格だったのでクリックしてしま

        • 雨の日のIKEAの村上春樹的な午後

          IKEAの硬い椅子に座りながら、僕は小雨の降る窓の外の景色をぼんやりと眺め、冷たくなった味のしないカプチーノを一口のみ、なかなか読み進めることができない難解なテキストに目を落とした。 雨の平日のIKEAは、食事時を過ぎ、客はまばらである。少し離れた席から、怒った女の話し声が聞こえる。体の大きな女と、細い女が向かい合って座り、話をしている。 体の大きな女は、しゃべり続け、時折、それに同意する細い女の声が聞こえる。女の声は絶え間なく続き、食べ物を口に運ぶためにその声が中断され

        クリスマスのパネトーネ

          IDEAはIKEAで

          介護の用品って、どうしてこのデザインでこの色なんだろう。 いつも思います。そして、毎日目にするものだからこそ、色やデザインが大切だと思います。モヤがかかったようなグリーンやブルーやピンク。大嫌いです。 ということで、介護用品は最低限の配置です。それ以外のものは、代用できるものをいつも探しています。 我が家から比較的近くにあるIKEAは、アイディアを絞るのによく使います。そうでなくても、ちょっと考えごと、ちょっと仕事というときに気分を変えて、家から離れるときにもIKEAのレス

          IDEAはIKEAで

          車椅子旅 伊勢志摩へ(2)

          今回の宿泊先は、友人が勧めてくれた志摩観光ホテルザクラシックにしました。 伊勢神宮からは、近鉄で1時間弱の賢島というところです。 英虞湾の穏やかな波ひとつない海に面した静かなホテルでした。 部屋は、母の入浴がしやすいように、ちょっとグレードをあげて、洗い場付きのバスルームがついている部屋にしました。事前に車椅子であるということを伝えておいたのでシャワーチェアも用意されていていました。 部屋からは英虞湾の夕日が見える素敵な部屋でした。 以前、京都に旅行にいったときは、京都駅の上

          車椅子旅 伊勢志摩へ(2)

          車椅子旅 伊勢志摩へ(1)

          車椅子の母と伊勢神宮へ旅行に行ってきました。 普段、仕事で障がいのある人の外出を支援しているので、車椅子旅もそんなに億劫ではなく、鉄道、バスを使って旅をしてきました。 最近は、いろいろな予約がスマホでできるので、旅の進み具合や、体調を見ながら予定を組んでいけることも大変助かります。 今回は、新幹線で名古屋まで。そこから近鉄で伊勢市に向かいました。 この旅で一番印象に残ったのは、近鉄のサービスのスマートさでした。車椅子で改札を通ると、スタッフが声をかけてくれて、乗車時のサポート

          車椅子旅 伊勢志摩へ(1)

          シューズロング

          古い木造平家に住んでいます。部屋数も少なく、日中過ごすメインの部屋は、6畳と4畳半の仕切りを取り外したリビング?です。以前は、床に座る生活でしたが、両親の足腰の弱りとともに、リビングこたつで椅子の生活になりました。 母は、体調の一番状態が悪かったときには、椅子にも座れず、ミニ布団を敷いてこたつに潜るような日々を過ごしておりましたが、その後、座位も取れるようになり、椅子になりました。ただ、長時間座っていることは難しく、座ったり横になったりという1日の動きでした(ベッドで1日過ご

          シューズロング

          このnoteを書いていることについて

          自己紹介というか、自分の置かれている状況を簡単にお伝えして、このnoteで伝えたいことを説明します。 50代、男。現在は、母と2人暮らし。 そもそも10年くらい前、突然、母の会話がおかしくなり、記憶も曖昧になりました。それと同時に、父も肺気腫で在宅酸素の療養にと、介護状況が一気にやってきました。色々あり、母はレビー小体型認知症と診断されましたが、あまりに症状の 出方が急であったため、他の原因があるのではと疑い、飲んでいた薬の再調整等を経て、認知症状はほとんどなくなるという奇跡

          このnoteを書いていることについて

          デパートでチャージ

          週末。仕事終わりに、デパートに立ち寄ることが、なんとなく1週間のお疲れさまの一区切りになっています。場所は新宿伊勢丹。地下食品売り場の賑やかで、さまざまな食べ物が溢れる店内に入ると、宝探しを始めるような気持ちになります。 催事コーナーに並ぶ各地の名品。和菓子屋の前の行列。1本○千円のバナナ! 非日常のような日常の中に入ることで、なんとなく気分もほぐれ、リセットされるように感じます。 あとは、6階のインテリア、生活雑貨と地下2階のオーガニック系の食品やコスメ。これらを、少し(た

          デパートでチャージ