この季節がやってきた
トルーマンカポーティ『クリスマスの思い出』(村上春樹訳 挿絵山本容子)という素敵な本があります。この季節になると毎年思い出す本です。読み返す年もあるし、思い出すだけの年もあるし。
この本は、少年バディとおばあちゃんいとこスックが、クリスマスを迎える準備をはじめる、あたたかくやさしい、でも結末はちょっと悲しいストーリーです(この本のことを教えた友人が、偶然古本屋で見つけて、サイゼリアで読み始めて大号泣したと話していた年もありました)。
「フルーツケーキの季節がやってきたよ」とい