「人生もう終わった」と思った私の病み期
毎日暑すぎますね。毎朝、愛犬の散歩中にいつもすれ違うウォーキング中のご近所さんとは「暑いですねぇ」があいさつ代わりです。
では前回の続き、私が体調を崩し始めた頃のことを書きますね。
どうしても暗い話になってしまいすが「へぇ、そうだったのね」ぐらいの気持ちで読んでいただけたらと思います。
体調に異変が起きた朝
私は語学留学の準備、英語の勉強、仕事に追われていました。
食事は取っていても栄養のことなど考えず、とりあえずお腹が満たされればいいという食生活。
睡眠時間は5時間位で、この頃になるとぐっすり眠った感はなくなっていました。
徐々に頭が重く肩が凝ったり、なんだか体調が優れないなあという身体の声は無視。
そして友人のランチの誘いもいつもなら楽しいはずなのに、なんだか面倒だなと感じながらもムリして行ったりして…
ある朝仕事に行く前に朝食を食べていると、頭が重くて重くて吐き気までしてきて耐えられなくなり、
その場に横になると起き上がれなくなりました。
なんなんだ?
どうなってんの私の身体。
医師の診断結果は?
その日は仕事をお休みし、なんとか近くのかかりつけの内科(といってもほとんどお世話になったことがない)へ
診察してもらうと微熱があったので、白血病かもしれないと血液検査。
異常なし。
頭が重いのは蓄膿症の場合もあるからと薬をもらって服用。
治らず。
最終的に「うつ症状」と診断。
は?
「私うつ病ですか?」と聞くと先生は
「うつ病じゃなくてうつ症状です」
どうちがうのか?
聞いてみると軽いうつで、病気まではいかないという。
先生は「今は5人に1人がうつ病になるほど増えているからね」と言った。
うつ病は知っていましたが、私には縁のないものと思っていたので
えっ!まさか私が?
いやいやありえない納得がいかず、大きい病院で脳の検査をしましたがやはり異常なし。
ほんとうにうつなのか?受け入れられないまま私はその手の薬を処方してもらい服用した。
このつらい症状が治るならと…
でも症状が軽くなるどころか副作用なのか、ますます体調が悪化。
胃の辺りが気持ち悪く吐き気が続き、そのことを先生に伝えても
「副作用だからがまんして乗り越えてしばらく飲み続けてください」と言われて私は素直に飲み続けた。
食事はとにかく食べないと痩せてしまうから、気持ち悪くても無理して食べる。
それでも体重は38㎏まで減ってしまいました。(身長165cm)
私はこのまま回復する気がしませんでした。希望が見えない闇の世界にいるような感じ。
専門医からの診断に驚き!
そして心療内科を紹介してもらい、少し遠いが専門の先生の診察を受けることにしました。
その病院の待合室には、たくさんの心を病んだ患者さんがいて、驚いたことを覚えています。
いくつかの質問チェックシートを記入し提出。
今までの症状、薬の効果が出ないどころか体調が悪くなる一方なことを告げると先生は
「あなたはうつ病ではないですね、うつじゃない人がうつ病の薬を服用するとうつ病になってしまう場合があるから薬は止てみめましょう」
でした。
えっ?じゃあなんなの?
結局病名が分からず、私はこのまま治らないのか?
先生から安定剤を処方され自分で服用する量を調整して、徐々に症状が良くなったら減らしていくようにと言われました。
「仕事はしばらく休むように」とのこと(言われなくても働ける状態ではない)
それから安定剤を服用すると気持ちが楽になり眠れたし、重頭感や吐き気などの胃腸障害が少し和らいだ。
私は薬を服用しながら、なんとか派遣の仕事を契約期間が終わるまで続け、身体が回復するまで自宅で療養することにした。
もちろん海外留学どころではありません。
いろんな症状が次から次へと
安定剤の服用を止めると何かしら身体の不調があって、夜は気持ち悪くて眠れない。
呼吸しているのに息苦しい、動悸、不整脈、毎日いろんな症状のオンパレード。
その他の症状を思い出してみると…
頭の違和感で買い物のレジに並ぶ時は、ぶっ倒れるんじゃないかという恐怖感。
救急車の音が怖い(自分が運ばれることを想像していまう)
本屋さんや図書館の本を見渡すだけで頭がくらくら。
テレビで殺人事件などのニュースは怖くて見られない。
車酔い。悪夢を見る。
自分の身体が自分じゃない感覚。
等々
1年365日調子が良いと思った日は1日もありませんでした。
体調がキツイなかでも続けたこと
それでも昼間は横にならないようにしていた。寝てしまうと2度と起き上がれないような気がして…
寝込んだら負けみたいな…(自分を敵にしてどうする)
そして家の中にいるとマイナスな考えがどんどん出て来て、負のスパイラルにはまっていく。
このままではダメだ、外に出て歩こう。
私は薬と携帯電話を持ってしんどいながらもひたすら歩き、海を眺めては帰ってくる。
そんな毎日を続けた。
海で観光客が楽しそうにしている姿を見ると、すごくうらやましく、
「私の身体と交換してほしいよ」と考えたりして(もう自分のことしか考えられない(;´Д`)
近所の人たちはきっと
「あの子は最近、仕事にも行かないで毎日外をフラフラ歩いてる」
なんて噂されているんだろうな。
田舎なんで。
それでもすれ違う近所の人には無理して笑顔で挨拶。
表向きは元気なふりをして家にたどり着いたらぐったり。
友人の誘いは、なにかと理由を付けて断り続けていると徐々に疎遠になり、連絡をとらなくなっていきました。
弱々しくやせ細った自分の姿を見せたくありませんでした。
ホント負けず嫌いな性格でして(*_*;)
1人で誰にも頼らず生きていこうと思っていたのに、両親の世話になるなんて悔しいし情けない。
ただ経済的には留学のための資金や、今までの貯金を切りくずしていけばなんとか最低限の生活はできました。
ツラかったのは、父・母・兄・義姉はそれぞれ仕事、育児、家事と役割を果たしているのに、
私だけが何も出来ず、家の中でどこにも居場所がない孤独感。
姪っ子だって幼稚園ですしね(笑)
なんと!
その後、結婚不適合者だと思っていた私が、ある男性と出会い結婚することになります。
長くなるので次回に
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)v
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