一人ぼっちは寂しいので私は青と白を足した水色が好き
好きな色は何色ですか?
水色です。
そんな僅か15文字でこの話を終えるわけにはいかない。シンプル過ぎるお題をどこまで広げていけるのか、無限のパレットに載せて描いてみよう。
好きな色は水色、空の色も海の色も好き
小さな時からずっと水色が好きだった。パステルカラーな水色で、ティファニーブルーが大好物。ニューヨークに行った時、ティファニーのカフェに行った時はとってもテンションが上がったのを覚えている。
何の色に近いだろう?って考えた時に最初に浮かんだのは空の色だった。とりわけ夏の空が好き。
夏の空が好きな理由はいくつかある。1つはなんとなく青の濃さが程よく感じられるから。薄すぎずに程よく青で爽やかで。
でも何よりの理由は、私は夏の空のとりわけ雲の形が好きだ。
だから私の好きな青にはセットとして雲の白も含まれている。
旅先での写真もたくさん雲の写真を撮っている。だからもしかしたら私は白も好きなのかもしれない。多分青と白のコンビネーションがたまらなく好きなんだな、と思う。
選びきれない枚数の写真は本文の最後に…
引き立て合う2つのものがとっても好き
一つ先に言わせてほしい。めちゃめちゃいい切り口が降りてきた笑
好きな色はなんですか?から、驚きの展開力。
私は1つの物事だけが好きなのでは無くて、何かと何かがかけ合わさってできたものにすっごく強く惹かれている気がする。
ここ最近ネタを貰って書いていた中で、色々な私の好きなものを書かせてもらってきた。思い返してみるとどれとこれも掛け合わせ、なのだ。
もみじまんじゅうは餡子がキモと思いきや、餡子で引き立つ生地がたまらなく好き。
オートミールもスーパーサブとして、主役を引き立ててくれるからこその美味しさが好き。
水色も、空の青と雲の白の組み合わせによって生まれるコントラストや模様が好き。
どれもこれも組み合わせで、お互いがお互いの良さを引き立てるそんな組み合わせに心から惹かれている。好きだなと感じる。
そして私が誰かと築きたい関係性もこんなふうに、互いに良さを引き出しあえる、高め合えるそんな関係性を築きたいと思っている。
相手の良いところを知って、活かして、そこに自分の良さも載せて。2人でより良いを一緒に作っていく。そんな関係性。
1人じゃできないことを2人だからこそ成し遂げる。それこそが私が作りたい、築きたい究極の関係性。
1人じゃ生きていけない私
ここまで書いていて感じたのは、じゃあ1つだけだったら物足りないのか?ということ。何かと何かを掛け合わせないとだめなら、つまり1人では生きていけない弱さの裏返し?
そうなのかもしれない。私自身根っこの部分にものすごく寂しさを抱えている。1人になるのが怖いと思っている。
ありのままを出すのが怖い理由も、曝け出した中身を見て、周りの人が居なくなって1人になることが怖いって感じたから。
とまりぎのまーさんに強く憧れるのは、私にはまーさんのように人が集まってきてもらえないと思っているから。とまりぎにはなれない枯れ木だし、何より私は人に集まってもらえるような、応援されるような存在じゃない。
とまりぎを名乗りたくても名乗れない、そんな自分への諦めに似た悲しみ。
人を遠ざけてきたのは、過去かもしれない。でもその直感は今もずっと続いている。
だからこそ怖いのだ。1人ぼっちで、何か別のものと掛け算もせずにありのままを、1のままで何かに対峙するのが怖い。掛け算をして、元の姿から変わってないとその場に存在することが怖い。
そして何より掛け合わさってくれるものがいなくなってしまうのが怖い。
人を遠ざけて生きてきた過去
私は人を遠ざけて生きてきた。意識的にも無意識的にも、人がいなくなる行動を取ってきた。
意識的に人を遠ざけていた、というのは、私は"孤高の天才タイプ"であろうとした。よくあるマンガでの主人公みたいな、"人に応援される太陽のようなタイプ"ではない。
自分には人を惹きつける魅力もパワーもオーラも人間性もなくて、太陽にはなれないから月になろうとした。
クールで群れない私ってカッコいい、そう思っていた。そう思い込もうとしていた。
だから主人公ではなくて、ここでもスーパーサブになろうとしたし、なんならサブじゃなくてヒールになろうとした。
だってヒールだったら、最初から仲間がいないことが想定されるから。
失う苦しみを味わいたくなくて、最初から期待しないように、1人が当たり前になるように、人に対して接していた。
ぶっきらぼうで感謝をせずに、あなたがそうしたいならそうすれば?なスタンスを取っていた。
応援されないことが当たり前、人が集まらないことが当たり前、の世界観に浸っていた。本当は誰よりも応援されたくて、人に囲まれたくて、太陽のような存在になりたくて仕方ないのに。
思えばその頃はもう少し原色に近い青色が好きだったかもしれない。誰とも何とも交わらない強さを持った青色。
1人の寂しさを埋めるために、失う辛さを受け入れた今年
でも結局そんな自分の本当にしたいこととかけ離れたことをし続けるのは、心が辛くて、1番の辛いことを解消するために次に辛いことを受け入れた。
いや、受け入れられてない。今でも辛いし怖いし不安だ。
今ある周りにいる人たちが、急にいなくなってしまうのではないかという不安、応援して欲しいと思って声を上げてみても誰からも見向きも応援もされないのではないかという不安。
それでもやっぱり少しでも可能性があるのから、最初から諦めて捨てるのではなくて、手を伸ばしたくなった。
手を伸ばして自分とあなたが繋がり合うことで生まれる化学反応を楽しみたい。そして、何より、ひとりじゃなくて誰かともっと豊かな人生を歩みたい。
そんな気持ちが抑えきれないのだ。
どんな色と混ざりたいか、にも変化が生まれた最近
自分一色ではなくて、他の色とも混ざって混ざった色を楽しみたくなった今、私が混ざりたい色にも変化が生まれてきた気がする。
昔、1人を欲していた私が混ざりたい色は、混ざってもいいと思っていたのは、私の色を引き立ててくれる色。
結局、混ざるではないのかもしれない。私は私のままでより良さを出してくれる色をちょっと足すだけ。
だから根本的に混ざって変わって、ということは願ってなかった。混ざっても自分には変化がない色だけを選んでいた。
青と青を混ぜてちょっとだけ違う青になる、そんな感じ。どうしても混ぜるなら寒色で、暖色なんてとんでもない。
でも今は違う。青と赤を混ぜて緑を作る、みたいに、びっくりするような掛け合わせとその変化を見てみたいって思っている。
真っ黒黒で私の良さが全部吸収されてしまうような状態じゃない限りいろんな色と混ぜてみたい。混ざり合ってみたい。
どんな色を作れるのかをパレットに出して楽しみたい。
それは一色じゃないと不安だからというよりは、一色だと広がらない世界が、色々な色があればもっと劇的な変化、楽しい変化、面白い変化、それがあるからだ。
かけ合わさってできた色は必ずしも1番綺麗な色ではないかもしれない。時にはあれー?って色になるかもしれない。でもその可能性があるのと同じく、とっても好きな心が震えるような色との出会いもあるはずなのだ。
心が震えるような色ってどんな色?
最近心が震える色との出会いが多い。前よりもアンテナを広くして、色々な色との出会いを重ねているからこそたくさんの色に出会えている。
どんな色の出会いであっても楽しいと思う。楽しいと思うからこそ、なくなってしまう寂しさもある。でもそれは出会えた楽しさに比べたら気にならない!と今は言い聞かせている。
出会えて楽しい、それが事実で。そのあといなくなってしまったとしても、仕方ないと少し思えている…だっていくら私がいなくならないでーって言っても相手に無理させるのは違うから。
それよりは出会えたことに感謝して、目の前を楽しむことに集中したい、それが今の気持ち。
そしてその中でも沢山の心が震える出会いがあった。
砂漠のオアシスのような、癒しと強さをくれる暖かなお日様な色。
旗印のように見えるところにあるだけでみんなが元気になるような朱色。
自然と笑顔がこぼれちゃうような元気と明るさをくれるひまわり色。
周りの色を大切に良さと快適さを引き出そうとするオフホワイト。
夏のようなさわやかで気持ちの良い風が似合う透明感ある青。
一見穏やかなピンクみたいなのに実は芯があって情熱を持った赤。
ふっと周りの雰囲気を緩めてくれる少し変わった空気感が魅力的な紫。
あたたかなもふもふ感を勝手に感じる茶色と黒のマーブル。これは猫ちゃんだな(笑)
寄りかかっても絶対に倒れない、どっしり安心感のあるブラウン。
太陽の光を浴びてきらきらと輝いている葉っぱのような緑。
輝く笑顔でみんなが喜ぶ企画を育てて楽しませてくれるオレンジ。
まだまだまだまだ書き足りない。一色一色をもっともっと書きたいし、もっと別の色についても書きたい。これだけで2,000字なんてあっという間に到達してしまうくらいたくさんの魅力にあふれた色といっぱい出会えて。すでに2022年ってすごい一年だなって思う。出会えた感謝で心が震えている。
心が震える色ってどんな色?ってたぶん一言じゃ答えは出ない。どの色もすごく好きだから。全部好き。
その中で私はいろいろな色と混ざって変わって違う色になっていきたい。そんな私の今の色はきっと水色。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
色について考えていたら思ってもいない自分の内面に到達してしまって、正直今すごくびっくりしています。
そして冒頭に書いたようにパレットを広げてみたらたくさんの色が出てきてとても楽しい時間だったなと思います。
色にまつわる大好きな曲があるのでもしよかったら聞いてみてください。
何がいいって色をパレットに落として作って未来というキャンバスを描くのがいい。とっても好き。
皆さんのテーマカラーは何ですか?そしてあなたにとっての私って何色ですか?とぜひ聞いてみたくなりました。
いつもサポートありがとうございます!自分のスキを探しに、本の世界やカメラの世界などなどへの旅費にしてまたnoteに記録します。これからもよろしくお願いします!