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綺麗な部分だけ切り取って自己表現することをやめたい

私ってこんな人なんです、そんなことを発信(note/Twitter/Stand.fm)していくのは楽しい。自分のことを外に出していくことにためらいがあったことが信じられないくらい自分をありのままに表現していることが新鮮でワクワクする。

その言葉に嘘偽りはなく、自分も楽しいと心から思って発している。でも心のどこかでざわざわとした何かを感じる。違うんじゃない?と思っている自分がいる。

だからまーさんの前にいる私は楽しいことを話しているはずなのに、どこか悲しく寂しそうだった。

こんな人に向けて書いています
・自分のありのままを周りに伝えていきたい人
・だけど少し抵抗がある人
・ありのままを出して嫌われたらと怖さがある人
ありのままを出して大丈夫!という記事ではありません(笑)
でも私のトライを見て何か勇気や気づきがあればうれしいな

綺麗な部分だけが”私”じゃない

まーさんとの導入セッション。自分で自分に感じているいびつさが、いつしかテーマになって話していた。

最近発信に力を入れている。いろいろな媒体で私ってこんな人です、が伝わってほしいと思い、自分の考えや想いや願いを出している。そして好きな人や応援したい人に対して、昔は好きなのがばれるのが恥ずかしくてやらなかったけど、最近はあまり隠さずにリアクションをしている。

間違いなく数か月前よりも”ありのままの私”を発信していた。私ってどんな人?オートミールが好きなコーチで!こんな人で、っていうのが伝わりやすくなったと思う。

でも一方で自分が発しているものに違和感もあった。違和感に蓋をして発信を続けていた

私が語っている私は、いい面ばかりがフォーカスされていて自分で自分が気持ち悪い。自信をもってこうです!と言い切れない嫌な感覚がある。出している自分はありのままだけど、その中の一部を切り取りすぎていて、伝えたい私はこれじゃない、そう思った。

何を隠しているのか?を考えてみると、私は必死に過程を隠していたように思う。私はこんな人です、を表現するタグには、”きれいな結果”ばかりを並べていた。


でも本当はその”きれいな結果”のタグには納得していなかった。


語っていないストーリーを本当はもっともっと出したかった。でも語っていないストーリーは綺麗じゃないから出したくなかった。出すことが怖かった。出したら人がいなくなってしまう、そう思っている。


隠したい過程にあったのは、自分の異常な狂った行動力


何を隠そうとしていたのか、それは自分の異常性や異質性を隠そうとしていた。自分も”あなたと同じ”だよと見せようと、自分が普通から外れたことを隠していた

その結果、私は”なんかよくわからないけれどどうやら継続して頑張った”らいい結果が出た人、になっていた。そしてそれにすごい違和感があった。

継続と結果はこの記事でも触れている。でもこの記事チョットスキジャナイ。


簡単に書くと、私は継続力が自分の武器だと思っていて、継続して自分の欲しかった結果を得てきた。結果を得たことにこだわりがもちろんあった。でも結果以上に本当に見てほしかったのは、自分の継続してきた過程のところだった。

でも、でも、私はその継続してきた過程を出すことが怖くて蓋をした。【継続しました】この6文字で自分の物語の大事な部分を片づけた。一番の想いが籠っている部分は、想いが籠っているからこそ表に出して否定されることが怖かった。

私は薄々どこかで気が付いていた。自分の継続力が異様なことに気が付いていた。だから継続力は自分の武器でありつつも、自分の異質性でもあったのだ。

”あなたと私は同じです”を言わないと、周りから引かれてしまう、そう強く思っているからその異質性を隠してきた。本当は自分の武器だから出したいとも思っているのに。

私の狂った継続性を晒したうえで受け入れられたいという願い


私はこんな人です、を語ろうとしたとき、この狂った自分は自分の核にあるから切り離せないんだと思う。切り離せないのに切り離すから自分で自分に違和感がある。

そして大事な部分を隠したままに書くから、余計に意味の分からない人になっている。

でも今は、自分で自分に嘘をつかずにありのまま狂った部分も出していきたい、と強く思ってしまっているのだ。内面の露出狂、私もなってしまいたい、そう思ってしまっている。


というわけで書いてみよう、私の狂った継続性。
・数学の問題集を期末試験のたびに6回回す。もはや最後は解き方とかじゃなくて答えまで覚えている(周りのクラスメイトはようやく1回回るくらいの量)
・ランニングダイエットで痩せたい思いが強すぎて、なぜか月200キロ走れば痩せると固く信じて、毎日10時間くらい仕事した後に1時間走る。走破したものの、膝を壊して歩けなくなる。
・ピアノの発表会の前にどうしても弾けない6小節だけを1時間弾き続ける。爪が割れて出血して、本番痛みに耐えながら弾く。
・TOEICの1000問ある問題集をなぜか10周回す義務感に駆られ、腰痛で鍼灸通い&英会話力は上がらない
・5年間コーチングを受ける中でコーチングの間の学びや気づきを毎回1万字レポート

全部、綺麗な結果だけ見ればそれはそれで良いように見える。でもその裏に異様なほどに泥臭く数を重ねて異様なほどに拘って繰り返す私がいた。逆に言えば私はこれほど狂ってやり続けないと結果は出せなかった。

狂ったほどに同じことを継続できるのは、おそらく完璧主義精神が高すぎることとそして心配性が強すぎること。そしていつの間にか本来の目的を見失って、継続した先には必ずしも幸せではない未来が待っている

やっていること異様だし、結果も幸せじゃないし、こんな汚い部分は出せない!そう思っていた。コーチって成功してなきゃダメじゃない?みたいな思い込みもあった。でも本当はこの異様な部分も私、そしてこの異様な状態でいる時間って結構長いのだ。

だから自分の多くを占めているこの異様な部分を含めて、自分という人間を知ってほしい、今はそう心から思っている。

だからもし自分ができるなら、”きれいな結果”のタグで終わりじゃなくてその前後のストーリーも含めて、私の物語を書きたい。そしてあなたに読んでみてもらいたい。

本当の私を、ありのままの私を知ってほしい。


やりたい気持ちと怖くてたまらない不安な気持ちのどっちを取るか


とはいえ、ありのまま飾らずに綺麗な部分も汚い部分も含めた全部を出すのは怖い。だってそれで嫌われたら?否定されたら?もう自分を守るものは何もない。

でもまーさんに言われた一言で私はハッとした。

かえでさん、隠せてるつもりかもしれないけど、出てるよ。キミは全部隠せるほど器用じゃないよ。
まーさん

思わず笑ってしまった。

確かに!なんでそもそも隠しきれていると思っていたんだろう。隠せていないのに、必死に隠して、そして一部がおそらく漏れて外に出ていて。

そりゃあいびつだなって思った。私が私の発信に感じていた違和感はここにあった。いびつな自分を自分で作り出していることに思わず笑って、

そして涙も出てきた


あ、怖い。そう思った。今まで必死に取り繕って隠していたものを出して素っ裸で出ていったときに、それで傷ついたら立ち直れない。そう思った。そしてもう確信的に、生身の私は受け入れられないと思っていた。

だから怖くて泣いた。でも生身を出したい気持ちもあった。

かえでさん、もう過去の自分の結果のタグで自分を語りたくないって思ってるんじゃない?
追い打ちのまーさん

ダメ押しの一撃だった。そうだなって思った。もう気が付いてしまった私は、今までみたいな”きれいな自分”のタグじゃもう嫌だって思ってしまっていた。

そして、もう一つ。大切な気持ちの種に気が付いた。

私は今私の周りにいる人が好きだ。発信する先できっとこの生身の私を見てくれる人たちが好きだ。その私が大好きな人たちはきっと異様な狂った私も受け入れてくれる気がする。そう信じたいし、信じているという大切な気持ち

受け入れてもらえないって確信的に思っている気持ちもある、でもそれ以上に大丈夫だよって言ってくれるもう一人の自分もいる。だから私はもう”綺麗な部分”だけを切り取る必要ないって思った。


そしてもう一人、私の背中を押してくれる温かい声にも出会った。

最近の私の発信を見てくれているクライアントの方。発信を見てくれている、それだけでうれしいのにとてもうれしい言葉の贈り物をくれた。

コーチって神格化してみてしまう部分もあるけれど、どんな人かが知れると、私も完璧じゃなくていいんだって思える。セッションで話がしやすくなる。
大切なクライアントのひとこと

ああ、そうだったなって思った。私は自分の発信で私がどんな人かをちゃんと伝えて、完璧じゃない私と一緒に前に進みたいと思ってくれるクライアントと出会いたかった。じゃあ隠していびつになるのって違うなって思った。


私は(ちょっと)狂った行動力の持ち主です。そして不器用に無計画に頑張って失敗も成功もいろいろしてきた人間です


今、改めて私ってどんな人?って聞かれてパッと浮かんだのはこんなフレーズ。泥臭くなんかやたらと頑張って報われないことも報われたこともいろいろあって、なんなら失敗も多い人間で。

でもそれだけいろいろ狂ったように取り組んできた過去があって、そこからいろいろな学びに変えて今があって、だから過去の失敗や学びも含めて今の私

多分クスっと笑ってしまう変な物語を私はいろいろ持っていて、ああ、なんかそのことももっと出せたらいいのに、ってふと思う。もう少し具体的に私の過去の物語を出せたらいいのにって思う。

一部だけ切り取った内面の露出狂じゃなくて、私全部を出していく。

こんな発信の仕方に切り替えた先に何があるのかはわからないけれど、今はもうとにかくそれがしたいと気づいて願ってしまったのだから、また狂ったように行動していきたいのだ。


この記事を書き終えて今一番思うこと。それはここまでこの文章を読んでくれるようなあなたの応援で私は今立っているということ。だからもっとあなたの応援、させてほしい。




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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
一人だけでは継続ができない、継続のモチベーションが湧かない。頑張りたいのに踏み出せない。やめたい気持ちと続けたい気持ちに挟まれていて苦しい。

そんな人に一歩踏み出すきっかけとなるようなコーチングを提供したいと思っています。ご興味を抱いていただいた方はぜひお気軽にお声がけください。

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