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彼の中の「見えない」理由

ある日のこと。
息子2号が
「テレビも黒板も見にくい。メガネ欲しい。」
と言い出した。
小学生になってから、視力検査は引っかかることが多かったので、
「そろそろメガネか」
なんて思い、視力検査の紙を持っていざ眼科へ。

ここで思ってもいないことを言われるとは…

なぜか回復する視力

小学生になってから、視力検査に引っかかる息子2号は、これまで検査の紙を持ち帰る度に、眼科に行って診てもらっていました。
しかし、検査の紙とは違う結果になることも多く、主治医によると、
「裸眼でも困らないくらいには見えていると思います。」
とのこと。
ただ、右目に乱視があるので、見えにくいのかもしれない。目が疲れやすくて視力にばらつきが出るのかもね、的な。
まぁ、確かに疲れている時には見えずらいこともあるよね、なんて思っていたのですが、年1回くらいしか行かないと忘れちゃうもんで、毎回そんな話をされていました。

ところが、去年の検査結果の紙は驚愕の結果でした。
なんと、両目ともA判定。
1.0見えてるということ。
この頃、私の体調不良もあり、深く考える余裕もなかったのですが、
「え?乱視は治らないって聞いてたけど、視力って回復するもんなんだ?」
とうっすら感じたのだけは覚えています。
この時期は、本当にしんどかったので、子供の受診が減ることの方が気持ち的に大きくて、視力のことなんて思いもしませんでした。

視力が正しく測れない問題勃発

そんなこんなで今年の視力検査結果を持ち帰った息子2号。
そして、言い放った言葉が冒頭のセリフでした。
旦那も「見えないならめがねいるやろ」と言うので、まずは眼科受診。
2号はメガネがすぐ手に入ると思い、ルンルン気分。

受診して視力検査して、メガネの度数合わせを行っている時のこと。
何だかとても大変そうな様子。
傍から見ていて、
「あ、これ、なかなかちゃんと測れてないっぽいかも」
と思わせる感じ。
いやな予感は的中するもので、
「なんか、さっきの視力検査ともすでに違ってて、これまでの検査もバラツキが大きいので、今日確定はできないかも。ちょっと先生に相談してみます」
と看護師さん。
結果として、
「見えてるけど、視力が正しく測れない。困るかもだけど、1ヶ月後にもう1回測定してから考えましょう」
ということに。
この時、私の頭の中には、視力界隈ではない彼の理由が頭をよぎったのでした。

興味無いことには集中力が維持できない

実は、2号は学校で多々の問題が発生し、この1年ほど心療内科の発達相談に通っています。
はっきりと診断されてはないものの、気が散りやすかったり、衝動的な部分があったりと、発達に偏りがあることがわかっています。
視力検査の様子を見ていると、じっとはしているものの、恐らく単調な動作なので集中できていないのだろうな、と感じました。
視力検査の時間なんて、ほんと大した時間じゃなくても、2号にはつまらなすぎて集中力を維持できないのだろうなぁ、と。
多分、視力ではなく、興味の問題のような気がしてきました。

まずは成長待つのみ

こうなってくると、メガネ作っても意味ないわけだし、今作ったところで多分見えるようにはならないんだろうなぁと思います。
眼科の先生の判断では、乱視もあるのでいずれメガネは必要になるとのことですが、それは今じゃないのでしょう。
私もそう思ってます。
そんな2号も、最近はプログラミングにハマり、とんでもない集中力を発揮してたりするので、もう成長を待つしかありません。
私は諦めの境地を修行し続ける育児僧ってとこですね。

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