勝手に愛でる おかあさんといっしょ11月の歌「わらいごえがヨ~デルね」
1歳児の母たる私にとって、Eテレのおかあさんといっしょは「赤ちゃん界のタカラヅカ」。テレ東のしなぷしゅは「赤ちゃん界のポップス」。
需要があるかは関係ない。
とりあえず二大巨頭を愛したいっ!
というわけで、今月の歌を勝手に分析して魅力を味わいます。
おかあさんといっしょの11月の歌は
「わらいごえがヨ~デルね」
ちなみに私は趣味でピアノを習ってる一般人。
「ポケット楽典」を握りしめながら勉強も兼ねております。
ビミョーに違うところがありましたらお詫び申し上げますm(_ _)m
曲調について
ホ長調
4拍子系
と思います。たぶん。
ホ長調は「のどかな響きで自然をイメージさせる」。(「調性で読み解くクラシック」吉松隆著)
ヨーデルにぴったり!
ド直球な歌づくりはさすがおかあさんといっしょです。
聴きどころその①
お兄さんお姉さん歌唱力すごい
いつもの歌では小さい子が覚えやすいように、
あえて平たく歌っていたであろうと思います。
たぶん、お二人の実力はこんなもんじゃない。
もっとビブラートしたいですよね、きっと。
そう私は勝手に呼び掛けてました。
この歌のモチーフはヨーデルで、
難しいことが前提。
なのでそんな抑制は必要ない。
リミッターを外して美しくビブラートするお二人が拝めて幸せです(* ´ ▽ ` *)
聴きどころその②
弱起で語りかけにリアリティ
拍子の頭でちょうどメロディーが始まるのを「強起」というそうです。
これは安定感・収まりのよいがあります。
きらきら星がそうですね。
反対に少しずらしてはじまるのを「弱起」といいます。
くだけて自由な印象です。
米津さんのパプリカは弱起が多いです。
「わらいごえがヨーデルね」では冒頭が弱起です。
ねぇねぇわらいごえがヨ~デル
4 l 1 2 3 4
続くフレーズは強起です。
ふしぎなスイッチ あるらしい
I1 2 3 4
自由に語りかけた最初のフレーズが
次では安定して収まることで、
最初のフレーズの伸びやかさが引き立てられます。
強起と弱起の比率は曲の性格によって変わってきます。
この曲は「基本強起でときどき弱起」。
収まってると見せかけて要所では自由に動き出す。
ふしぎなスイッチはどこだろねー?と真面目に言う裏で「これからくすぐっちゃうぞ~」と待ち構える。
この曲を聴いてるとミュージカルみたいな躍動を感じるわたしですが、それは拍子づかいにも秘密がありそうです。
ただ、拍子は歌い手がそう感じて歌わなければ十分に表現されないものでもあります。
私が聴いてて楽しくなっちゃうのは、
歌のお兄さんお姉さんの拍子感覚をもち歌う高スキルが発動してるからなのです。
さすが
赤ちゃん界のタカラヅカ。
ぶらぼー!であります(* ´ ▽ ` *)