繊細さん3歳はディズニーシーで火山に衝撃をうける

前回、念願かなってディズニーシーに行く事になったとルンルンで報告した。

で、実際行ってみての感想を書いてみたいんだけど…
う、うーん、なんていうか…なんていったら言いか、まだ整理がつかなくて…

なんでこんなビミョーな反応になったか。

全てはディズニーシーのまんなかにどーんと構える「プロメテウス火山」のせいだ。

せい?うーん、おかげというべきか…。

繊細さん3歳にはディズニーシークオリティは本気すぎ

ひとことで言うと、娘みーちゃん(3歳)は終始ビビってたって話だ。

アリエルのマーメイドラグーンに行こうとしてプロメテウス火山に近づいたとき、みーちゃんはちょっと慌てた。
私はそれを見て慌てて「この火山はほんものじゃないから大丈夫だよ~」とフォローしたのだけど。

プロメテウス火山の下を潜り抜けようとしたとき、

ドーン!

爆発の効果音がが響いた。
まぁ私はそんなに大きい音だとは思わなくて、
ふつうに振り返ったらみーちゃんは凍りついていた。

それでみーちゃんに「怖い!」スイッチが入ってしまった。

アリエルのマーメイドラグーンでも固い表情は晴れなかった。

機関車なら怖い思いもしないだろうと思ったら、機関車は走行経路の関係でプロメテウス火山に近づいてしまってまたもみーちゃんは「いやー!」と怖がり。

メリーゴーランドに乗りたいとみーちゃんが言ってくれたのでそれならと行ってみたら、メリーゴーランドが高くて怖くなり「おりる」と言い。

一番みーちゃんがリラックスしてたのは木陰のベンチだったというオチ。

そんなみーちゃんを見て、私は「私の好きなものをみーちゃんもきっと好きになるだろう」と安易に考えた自分を責めた。
みーちゃんは光や音に敏感なのは知ってたのに。
でもこんなにびっくりするなんて。

みーちゃんは、「もう帰る?」と言い出した。

私はしょんぼりした。
こうして夢に見た、ディズニーを親子で楽しむ夢は、まぼろしに終わった。

はずだった。

みーちゃん、火山の虜になる

ここまでで終われば、私はこのnoteを
「繊細っ子の特性でディズニーは相性が悪いと知りました。気を付けよう。」と書いて締めくくったろうと思う。

でも話はここで終わらない。
ディズニーシーから帰宅してみたら、なんとみーちゃん、すっかり火山に魅力されていたのだ。

「かざんは、どうやってばくはつするの?」

と聞かれ、私は「へ?」となった。
てっきり、火山はみーちゃんにとってトラウマの、思い出したくない記憶なんだと思ってたから。

YouTubeで火山の動画を付けたら、まぁ何度も再生するし、関連動画をハシゴする。
ちなみに一番好きな動画がこちら。

https://youtu.be/YVp_jXtGZ3c?si=c9nsO5PFeclovkTZ

NHKの動画クオリティは素晴らしい。
閑話休題。

みーちゃんは繰り返し、ディズニーシーの思い出を語ってくれた。

「あのね、かざんがどーん!て、ばくはつしたの。
 だから、きかんしゃで、にげた!」

みーちゃんは得意気なお顔。

ディズニーシーの思い出は、
ただ怖いだけじゃなくて、
安全な場所しか知らなかったみーちゃんがはじめて挑んだ冒険談らしい。

ついに図鑑も買った。

火山のなかを何度も読んでる

繊細なこどもへの配慮のあんばい

私はいまだ混乱してる。

ディズニーシーに行った当日の様子を考えれば、
繊細さんみーちゃんに配慮して、音や光の多いディズニーシーは行かなかったほうがよかったかもしれない。 当日はほんとしんどそうにみえたから。

でも、翌日以降の様子を思えば、みーちゃんが新しい世界を知るきっかけになったし、なんなら「私機関車で逃げられるもん!」という自信(?)もついた。

子育て、むずかしすぎるぞ。
配慮しないと負担が大きい。
配慮しすぎても成長しない。
こうしておけば大丈夫なんて方程式がみあたらない。

まぁ、だから結局、みーちゃんに任せるしかないんだろうな、といまのところ結論づけている。

時には空気読まず新しいことをさせてみる。
疲れてたら様子をみて休ませる。
結果、それがよかったのか悪かったのかはみーちゃんにしか決められない。

みーちゃんはきっと、私の心配を越えて、色んな冒険をこれからもしていくだろう。

…そういえば、私もシステムエンジニアになるとき、「あんたそんなハードワーク大丈夫なの?」的なことを親に心配された。
でもやってみたくて、半泣きになりながら10年以上仕事を続けて、ついには適応障害になって。
でもこの仕事を選んだことはぜんぜん後悔してない。(これから何をするかはさておき。)
なんだ、そういえば私も親の心配や配慮を突き破って生きてきたのだったな。