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時間制約のあるワーママが笑顔になるコツって?

年度末の繁忙期のときには色々トラブルもあった。土壇場で仕事の分担を代わってもらったりした。だから「時短勤務でしばらく働くつもりの私が係長なんて、やっぱり周りにマイナスにしかならないんだろうか…」と悲観する気持ちが少し芽生えてしまったのも事実だった。

そんなある日、ワーママ生活の大先輩から色々話を聞ける機会があった。
先人からの生の声を聞けると勇気がでてくる。
時間制約を持ちながらワーママをしているとしんどい場面もでてくるけれど、そこを乗り越えるにはコツがあるみたいだった。

今回はそのコツを書き出してみたい。

①多面的な視点

一方的に自分のダメな部分だけに目を向けてしまうとしんどくなる。
けれど色々な視点から物事を考えることができると、ダメな部分ばかりでないと気づけるようだ。

例えばこんな感じ。

・周囲へ迷惑かけて悲しい
 →迷惑かけてるときばかりじゃなくて、
  貢献しているときもあると目を向ける。

・他人からの評価が気になる
 →他人だって完璧じゃない。
  人は長所短所あるのが普通。

・こんな気持ちが何年も続くのか
 →こどもは大きくなり、状況は変わる。
  今と同じ日々が続くわけではない。

②自己肯定感

今の働き方を選択した自分を信頼する。自信をもつ。人それぞれに働き方の正解はある。他の人に決められることじゃない。自分がしっかり決めて、周囲にとやかく言われても信じる。
そういう芯をもったスタンスが大事。そのためにはどうして今の働き方を選んだのかをしっかり言語化できているといいようだ。
他人を納得させる言語化である必要はないけど、自分が腹落ちするレベルの言語化になるように、よく考えるといいみたい。
私の例でいうと、時短勤務を選んだのは忙しさの波のある仕事環境に一定のセーブをかけたかったから。そういう言語化できてはいたけど、大先輩と話したあと、もうちょっとよく考えてみた。なんでフルタイムを選ぶことにそんなに抵抗があるんだろう。
すると、「仕事に真面目に向き合いすぎるとぐったりしてしまう私だから、こどもに向き合うパワーを残しておきたい」という自分の素直な気持ちが言語化できた。言語化してはっきり自覚すると選択に自信が戻ってきた。そうそう。私にも働き方を選んだ理由がちゃんとあったんだ。

③悲しみと共存する

育児と仕事を両立する過程で起きるのはよいことばかりでない。私の年度末繁忙期のように悪いことも起きてくる。
そんなときに悲しい気持ちを無理に解決しようとしないほうがよいこともあるみたいだ。
大先輩もときには色々な問題に見舞われたそう。でも色々あったときに何をしたかというと、特にしたわけではない。けれど時は確実に流れ、それによって解決されることもあった。

①の多面的な視点にもつながる話だ。その場ですべて解決する問題ばかりでない。けれど時間軸で考えればトータルでオッケーとなることだってある。だからその時の悲しみに囚われすぎず、共存する。

時間制約のあるワーママが笑顔になれるときはきっとやってくる

多面的な視点を養い、自分の選択を信じて、ときには悲しみをありのまま受け入れる。
育児をしながら仕事でのキャリアを積み上げるのは大変だ。けれど。

大先輩との会話のなかで一番印象に残ったのはこんな場面。
「色々あったけれど、それを越えたいま、また組織に貢献することができている。」それを笑顔で語っておられた。

まぶしい。私もそんな風になれたらいいな。
よくよく考えたら復帰2年目で娘はまだ2歳。焦って結果を出そうとしなくていいのかもしれない。
そんな風に思えたのだった。