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ドーナツの一番美味しい食べ方

弱冠二十歳にして私は、最も美味しいドーナツの食べ方を知ったのではないだろうか。その食べ方とはズバリ、「一つのドーナツを切り分けてみんなで色んな種類」食べる。

大学生になってから、誰かとドーナツを食べるときは、もっぱらこの食べ方をしている。

大学生はお金がない。けどいろいろ、いっぱい、食べたい。

つまり、「一つのドーナツを切り分けてみんなで色んな種類」食べる、は、課題解決とニーズの両方を叶える合理的な食べ方である。

加えて、「選ぶ」「買う」「切り分ける」、そして人数や場合によっては「どのかけらを食べるかじゃんけんで一個ずつ決めていく」という食べるまでの一連の流れがとにかく楽しく、「ドーナツを食べる」ということが、一緒に食べる人との間で繰り出される遊びになるのだ。

私はこれからも、誰かと、ドーナツの輪っかを輪になって切り食べていきたい。