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私のおうちはシェアハウス

私の今のおうちはシェアハウス。
けど、今のところ一人暮らし。
昨年夏までは私を含めて3人で暮らしていたが、私以外はみな外国の方で、出国制限の緩和とともに、世界へ飛び立って行ってしまった。

そんなシェアハウスで一人暮らしの今、木造二階建てを独り占め、のびのび、ゆったり生活を満喫している。広いリビングでお茶を飲み、広いキッチンでゆったり料理。と、言いたいところだが、実際そんなことはない。

ひとりだからこそ、まず、共有スペースに教材やら本やら私物をじゃんじゃん置いてしまい、どうも散らかった、落ち着かない部屋になってしまっているのだ。スペースが限られる一人暮らしのアパートの一室などでは考えられないスペースがあるのを都合よく思い、私物化させてしまった結果がこの散らかりようで、散らかった部屋は私の心も散らかしてしまっているように感じる。

もうすぐ春が来る。毎月、定期点検に来てくれる管理人さんからLINEが来た。
「Kaedeちゃん、長い間1人にしてしまってごめんね。今月末から入居者さん増えたり見学の方増えたりするから、忙しいところ申し訳ないけど、片付けよろしくね。」

あ、新しい方来るんだ。楽しみだなあ。見学の人も、そうか、大学の合格発表シーズンか。

シェアハウス暮らしももう3年目に突入する。
色んな思い出ができた。嬉しいことも、楽しいことも、怖かったことも、失敗も、惰性も、一人暮らしも。

部屋の散らかりとともに私の思い出も、思考や感情ひっくるめて、整理整頓するべき時が来ていると感じる。

そしえ、この幸せなシェアハウス暮らしは、ひとえに、不動産屋さん、大家さん、近所の方、とシェアハウスを運営している人たちのおかげである。

整理整頓の次は、どんな小さい形であれども、何か恩を、少しずつ返していきたい。