詩
燃えない焼却炉
美しい葬儀場だ
ナプキンを焼く焼却炉
未亡人は後悔してるだろう
うなだれてるうなじに
ゴッホがホクロを書いても
彼女のバージンは既にラストだ
そんな記憶がどこかによぎるから
恋をすると失うのが怖いのでしょう?
私は未来から貴方に会いに来た
その日あげれなかったブルーの花束を手渡すために
私は朝に生まれた
貴方は夜に生まれた
だから私は朝を守ってる
だから貴方は夜を守ってる
そして私は夜を攻撃する
それで貴方も朝を軽蔑する
虹がグラデーションを描くように
答えは共存してるのにね
時差の存在は
必ず何処かに太陽を照らしてる
君が君ならばそれでいいんだ
矛盾を愛に変えて進もう
きっとすぐに貴方の自由を尊重するわ
ナプキンを焼く焼却炉
私は未来で云ってるから
"貴方が死んでこんなに後悔することってある?"
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