【模試解説】一級建築士製図試験_S5(模試1)解説動画
皆さん。こんにちは!なかむラテです。
今回は、一級建築士製図試験において、9/14-18日に行われたS資格の模試①(オリS5)の解説をして行こうと思います!
今回は動画です!!
ですが、前回までの【動画解説】はやっぱり長い!
エスキスを丸々動画にしてるので、2時間くらいありました!すみません。
そこで、、そんなに見れないという方もいるかと思いますので、今回は事前にエスキスを行い、そのエスキスを見ながら「エスキス中のポイント」を話した動画にしました!
前回よりは短くなっておりますので、是非ご覧頂けると嬉しいです!
【模試①】を解いてみて・・・
動画をご覧頂く前に、今回の模試①(S5)を解いてみて、感じた注意点や感想について書いてみようと思います。
【自由度の高さを簡単と思えるか】
今回の模試をやってみて、まず感じたことは「自由度が高い課題だった」ということです!
何をどこに配置するかの制限があまりありませんでしたね。
課題文にあるヒントに気づけた人は、サクサクとエスキスが進み、「簡単な課題だった」という印象を受けたのではないでしょか?
私もそう思いました。正直言うと、難易度は低かったです。課題文を読むのを合わせても、2時間ちょっとくらいで終わりました!
ただ、「自由度が高くて、まとめるのに困った」という意見もあります。
エスキスに時間がかかって逆に難しかったと感じる方の気持ちも分からなくはありません。
これは昨年の本試験に近い課題だったと思います。そのため今年もこのような【提案した下さいベース】の課題になる可能性も少なくありません。
【容積率が緩かった】
今回の課題では、床面積の制限がありませんでした。
「容積率200%」との記載もあり、面積に怯えなくて済むというところが、難易度が低いと感じた要因です。
つまりここでは、「建物は大きくなるよ」と安易に伝えているわけです。
屋外創作スペースを除いて、ヘリ空きは最低限でよいことになります。
【80平米の部屋が多かった】
狙っている程に80平米の居室が多かったですね!
これは『6m×7mのスパンでやれ』と素直に言われていると考えて良いと思います。
縦を6mで5スパン(30m)、横を7mで6スパ(42m)で作れれば、簡単に解けた課題でした。
【吹抜けはどこにした?】
ギャラリーAと以外であれば、吹抜けはどこでも良いというのは、なかなか見たことのない出題でした。
ただ吹抜けは効率的である必要があります。
皆さんはどこにしましたか?
私は建物全体としてパッシブな計画とするためにエントランスホールに作りました。
吹抜けを作る意味を提案すれば、場所はどこでもよかった。というのがこの課題の特徴でした。
【コンセプトルームは何にした?】
提案が求められる居室ですが、皆さんは何にしましたか?
なんでも良いようで、実は違います!!
この課題文では、コンセプトルームは芸術活動や世代間交流を促す施設である必要があると読み取れます。
つまりにそこに解答できた方は、ポイントが高いと思います。
私は、課題にある「教室」が小学校、中学校を対象としたセミナーなどを行う居室であることを参考に、
コンセプトルームは、それよりも若い世代である、小さな子供達がお父さん、お母さんと芸術活動に参加できるイベントを開催する施設としました。
コンセプトルームの講師は、地元の高齢者に依頼して、世代間交流を促す施設です。
だから、1階でなければならないし、創作スペースと一体としたい。
これが正解というわけではありませんが、こういう提案が必要になります。
【ランク1が当たり前?】
この課題において、正直に感想を言うのであれば、『ランク1』少なくても『ランク2』でない方は、現時点では合格に遠いと言わざるを得ません。
なぜならとても簡単だったからです。
しっかりと課題文を読み、エスキスの手順を理解して、望めば、確実に『ランク2』は取れたはずです。
そんな課題の中で問われたのは、【あなたの提案は他の人より魅力的だったか】ということでした。
読み落としをしてしまった方は、課題文の読み取りから再確認しましょう!
エスキスが上手くまとまらなかった方は、エスキス手順を再確認し、何をどこで検討するのか明確にしましょう!
1ヶ月を切った今、『ランク3』以下の方はかなり危機感を持った方が良いです(O_O)
下記に読み取りやエスキスのコラムを載せておきますので、合格したい方は是非お読み下さい。
▼絶対に読み落さない課題文の作り方
▼性格で早いエスキスの手順
課題の特徴やヒントについて理解出来れば、合格には近くはずです。
それでは本題に入ります。
下記より動画をご覧下さい!!
【模試①(オリS5)解説動画】
******動画URL******
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