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学びは、永遠であるっ

さすがに晴れの日が増えてきたロンドン。
でも落ち着いて。5秒後には雲が出てきて、1分後には土砂降り。
そんな人生もあるよねと、毎回ロンドンの天気に教えてもらう。

それでも俺は傘は持たない。
(ロンドンっ子ぶってるので)
(でもロンドンの人も実は傘結構使う)
そして流石に昨日はずぶ濡れになって痛い目見た。
濡れねずみ万歳。

さて、今日は、このツイートがベース。

「学ぶ」とは何か

私にとって学ぶとは、「自分がいかにちっぽけな存在か知ること」

本を読むたびに、新しいことを学ぶ。
ええっ、これってそういうことだったの?
そして、私そんなことも知らなかったの?

くぅ〜、俺もまだまだだな。
この人が書いてる他の本も触るか〜。
えまって、こいつって昔こいつと仲良かったの?
ああだからか〜絶対お互い意識してるやん。おもろ。などなど。

巨人の肩の上に立つ

私、好きな言葉がたくさんあるけど、やっぱりこれに勝るものはないかもしれない。もともとフランスの哲学者の言葉で、それをニュートンがなんかの手紙に書いて、有名になったらしいよ(ウィキ調べ)。

私がかなたを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に立っていたからです。(If I have seen further it is by standing on the shoulders of giants.)

ニュートンええやん

巨人の肩の上に立つ。
なんだか、いつもジャックと豆の木を想像する。
ジャックと豆の木が具体的にどんな話だったかはちょっと忘れたけど、にょおおおおおきにょきにょきにょきって豆のつるが伸びる感じだけは覚えてる。

気づいたら、雲の上にいる。
下を見たら、さっきまでいた場所が、もう見えない。
人が、本当に豆粒くらい小さくなっている。
ああ、落ちたらやべぇな。

でも、すごい気持ちがいい。
風がちょっと強いけど、ちゃんと掴まってれば、大丈夫。

ああ、あの時、本当に諦めないで良かったなと思う。
こんな景色を見ずにして、私はこの世の全てにお別れしようとしていたなんてっ
んもう!せっかちなんだから〜

いろんな本を読んで、いろんな人と話して。
すればするほど、自分が想像もしていなかった場所に立っている時がある。

もともと、勉強は、普通だった。
なんか、好きでも嫌いでもない、普通。
別にめちゃくちゃ頭が良いわけでもないけど、悪いわけでもない。

でも、中学受験をするタイミングで、理科と社会と算数(もはや全てで草)が全くできなかった。今でも、つるかめ算とかできない。あと、何年後の何日は何曜日ですかみたいなのも、無理。siriに聞けばよくね?

でも、なんか国語と英語は好きで、なぜか帰国子女が多くいる中学校のクラスに入学する。そこからだと思う。

わぁ、私の知らない世界を知っている子がたくさんいる。
英語がぺらぺーらで、きっと私が想像もしないような綺麗な青い目をした男の子や女の子と、会話しているんだろうな。(今は黒い目も大好き。焦茶色した私の目も大好き。みんな違ってみんないい!)
ええなにそれ、なんかずるい。
私も、やりたい。

勉強しまくったよね。負けてらんない。
常に、100点を目指してた。学年1位。それ以外、興味なかった。
で、勉強すればするほど、いろんな好奇心がむくむく湧いてきた。

よく図書館に1人で行った。
いい図書館がある学校に進学して、本当に良かったと思っている。
全部は読めなかったけど、たくさんの本の背表紙に触れたこと。
ああそっか、この人は、これも書いてるけど、こういうのも書いているんだね。

あの時の私は、その12年後に、ロンドンのクソみたいな雨風に当たりながら、昼はどのPhDに進むべきか検討して、夜はパブで地元民とどんちゃん騒ぎしてるなんて、全然思ってもみなかった。

でも、起こっちゃうのよ。
ちゃんと、歩みを止めなければ。
考えることを、やめなければ。

おっとっと、そっちじゃないよこっちに行きたい
(画像出典:ウィキ

学ぶ人と、学ばない人

はいそれで、さっきのツイートに戻ります。
この人、調べたら、宇宙工学をやってらっしゃる方らしく。
ロケットとかいろいろやってる人らしい。これ以外にもすごい名言ばっかりなので、もしよかったら。

うん。
学ぶ人ねぇ。

学ぶっていうのは、別に学歴と関係ないと思う。
学ぶ人は、自分が知らなかったことに出会った時に、素直に、それを受け入れられる人だと思う。

だから。
本をたくさん読むでもいい。
レシピを見ながら料理をするでもいい。
いろんな国を旅して、見たことない文化や言語に触れるでもいい。
居酒屋で、隣のおじさんの人生の歴史を聞くでもいい。

気づいたら、いろんな言葉を使って、自分のアイデアを言語化できるようになってたりする。
気づいたら、レシピを見ずとも、適当にめちゃうま料理ができるようになってたりする。
気づいたら、なんとなくで、いろんな国の人とコミュニケーションできてたりする。
気づいたら、いろんな人生のアップダウンを乗り越えられるたくましさを身につけていたりする。

そうそう。
学ぶ機会って、いろんな人に、どんな時にも、実は訪れている。
それに気づくも、気づかないも、あなた次第。

で逆に、学ばない人って、基本プライド高い。
自分がちっぽけな存在だって、認めるのが怖い。

だから、意見が食い違った時とかに、コミュニケーションできない。
まぁ意見の対立で喧嘩するのは、私も常習犯なので、あんまり言えないんだけど。

ああそっか、こういう考えもあるよね。
っていう気持ちは、常に持っておきたいと思っている。

共感はできないけど、理解はできる。

うんうん、そうね、あなたはそういう風に思っているのね。
私は、そうは思わないけど。

でもでも、あなたにそう思わせている何かが、すごく知りたい。
それは、親?学校?友達?恋人?テレビ?ツイッター?

ああそっか、そんな環境で育ったのか。
そりゃあ、そういう考えになるわな。

ふぅ。
まぁ落ち着いて、もう一杯飲むかっ

(今日の一句)でもやっぱ学ばない人私も嫌い(字余り)

話題のHゆきとか。私にとっては学ばない人だな。

自分の正当性を主張することだけに命をかけている。
揚げ足をとって、相手の言葉尻だけをつかんで、とことんいじめる。
ああ、全然知的じゃない。
まじで、酸素の無駄だから、そういうことに時間使うのやめてよ。
植林でもしてさ、もっと未来の地球のために時間使ってもらっていいかな?

ふぅ。

「あなたの意見ですよね?」って言うけどさ、それも、あんたの価値観でしょって。あんたが、今までの人生で培ったいろんなこと、とは違う何かが存在しているっていうことを、認められないだけでしょ。

今、あなたの目の前にいる私にだって、私が持っている24年をかけて、形作った思想や哲学がある。
そして、何よりも私は、自分が今まで知らなかったものに触れることを、恐れていない。

自分と違う考えを持つ人だからこそ、話さなきゃいけないと思っている。
(最近はちょっと反抗期気味なので、あんまり得意じゃないけどっ)

好奇心だけは、無くしちゃダメだと思う。
本当に本当に。

知的って、一番セクシー!


おお、あんなところにはあんなものが!




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