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10年前の私に伝えたいこと「とりあえず飯食って寝とけ!!!!!」

うい。
携帯にある一番若い時の写真を引っ張り出してきた。多分5年前とか。
ほんとは中学生の激ヤバ写真があるんだけど、それは私が有名になった時に勝手に流出すると思うので、それまでのお楽しみで。

明後日からドイツ。
南ドイツ。いいところ。
多分ずっとビール飲んで、カリーブルストっていう、ソーセージにカレー粉とケチャップをかけまくった、味覚が小学生で終わっているダウンタウンの浜ちゃんが一番好きそうな食べ物を、ひたすら食べる。

ああ、一人旅楽し。大好き。
もう今から眠れないくらいワクワクしている。
いい日、旅立ち。

一人旅する時に、目的地に設定したマッチングアプリを使うっていうのをやってた友達がいた。現地で案内してもらえるように。
なるほど。結構頭いいかも。

まぁでも、ある程度英語でコミュニケーションが取れるかとか、そこらへんも鍵であるとは思う。普通に危ないからね。
そこらへんの自己防衛センサーっていうのは、だんだん養われていく。
まぁだからゆっくり、ゆっくりね。
最初からはっちゃけなくてもいいので。
ゆっくり。最初はもう、スーパーで買い物して街をぶらぶらするとかでもね、楽しいから。

誰とも話さない旅行も、案外悪くない。

10年って、長い?短い?

10年前。
2013年。私は中学2年生。

しがない東京の中高一貫の女子校。典型的な自称進学校。
校則だけが異常に厳しい。頭よくねぇのに。

お辞儀の練習とかクソほどやらされる。(女子校あるある?)
確かなんか、電車で髪の毛を結んでたら、その場にたまたま居合わせた校長先生が、その髪の毛ひっつかんで、電車からその生徒を引きずり降ろしたみたいな話があって、それを校長先生が自分自身で朝礼でやってた。
はしたないですよ皆さん、みたいなね。震えるよね。
とんだエピソードトーク。ホトちゃんもびっくりやで。
確実にアメトーーク大賞'13。

んでなんかよくわかんない日本文化を学ぼうみたいな授業が必修であって、茶道のおばちゃんに怒られる回が週1で。んで部活でも茶道・華道・和装着付けが選べる。
和装着付け部でした、俺。はい、着方忘れましたけど。

和装着付け部、結構楽しいよ。
なんか、全国大会とかあるのよ。
んでね、まじで、今考えるとまじでシュールで爆笑なんだけど、まるでボディビル大会みたいに、舞台上で先輩が着替えてポーズしてる時に、応援する。
「8番綺麗だよーーー!!!」
(多分ボディビルで言う、キレてますよーー!!!みたいな)
これぜひ誰かやってた人いませんか?この面白さ語りたい。

えっと2015年の全国大会の模様を発見したので、一応シェアしておきます。
雰囲気だけでも、味わっていただければ。

時が、止まってしまう。

ほほう、アベノミクスってこんな時からやっとったんか。
あー消費税も増税ね。そうそう、よく手紙書くんだけど、切手が変わったの覚えてる。めんどくせぇなと。

震災から、まだ2年だったんだ。
んーっと、うん。まだ?もう?

私の大学に所属してらっしゃる、大好きな宮地尚子先生の本の中で、こういう一節がある。

愛する人の行方が「わからない」ということは、明日に向かって時を刻むその人の人生の動きをこわばらせてしまう。何を心配してたのと、屈託のない笑顔がひょっこり隣からあらわれるのを願い続ける人たちに、私たちはどう寄り添えばいいだろう。

宮地尚子著『ははがうまれる

あっという間の10年。
いろんなことがあった10年。
でも、誰かを待ち続ける人にとって、その一瞬一瞬は、途方もなく長く感じるものだったと思う。

昨日まで一緒にいたのに。
来週は、一緒に遊びに行こうって、話していたのに。

今、あなたはどこで、何をしているの?
あれからずっと、待ってるんだよ?

「待つ」ということ

今では、携帯があるから、待ち合わせも簡単。
その人が、来るか来ないかわからず、それでもその人を想って待ち続けることって、結構少ない気がする。

あーごめん、ちょっとバタバタして遅れちゃいそう、先お店入ってて!
体調悪くなっちゃった、ごめん。今日はいけないっ
おっけー了解!無理せんといてな。
ああ、文明開花の花が咲く。

私が小学生のころ、よく親を待たなくちゃいけなかった。
児童館が6:30に終わって、その後に、家の近くの坂の上で待ち合わせをする。今となっては、いやいやなんで鍵渡さなかったん?ってなっている話。でもなんかね、それが習慣だったんだよね。そう。1人で、坂の上で、親を待つ。親は、共働きで、まぁだいたい母親の方が帰りが早かった気がする。

寒い。ランドセル重い。
周りのマンションの窓の明かりが、ポツポツとつき始める。
ああお腹すいた。
おやつ、あんまり好きなやつじゃなかったから、あんまり食べなかったんだよね。あーんもうバカっ

あれかな?違う。
あれ?あれ?違う。
自転車に乗る人を見かけるたびに、母なのではないかと思う。

30分待たされることもあった。
今では笑い話だけど、あの時は、辛かった。

このまま、誰も迎えにこなかったらどうしよう。
事故にでも遭ったのかもしれない。
それか、今隣をすっと通り抜けたおじさんが、実は超絶悪い人で、このままくるっとこっちに引き返して、私をさらっちゃうかもしれない。

まぁこんな小学生時代を過ごした私は、なんとなく、人を待たせることが嫌い。まぁ待たせちゃうよ、待たせちゃうけど、その時はすぐ連絡するようにしている。時々、時間にルーズな友達と会う時、私の方が少し遅れると、そいつらは大喜びする。えまってかえちゃん!?!?!かえちゃんに勝ったんだけど!!!!!いやあのね、勝ち負けじゃねぇのよ。これが普通なのよ。
まぁ、そんなやりとりも、中学生でよくやったなぁ。楽しかった。

10年後のあなた、やっほ。

10年後。
2033年。うひょー。こえぇ。星新一いずひあー。
近未来やん。

いろんなことが、変わっていると思う。
社会も。政治も。価値観も。

今赤ちゃんのあの子は11歳になって、人生のいろんなことをスポンジのように吸収して、大きくなっていく。
私の両親は、60代半ば。まぁ、元気でやってくれてたらいいな。

私は、どうしてるかな。
好きな人、いるかな。
やりたいこと、やれてるかな。
まぁ、なんでもいい。

とりあえず飯食って寝られてることを祈る。
それさえやってれば、もーまんたいっ


いつまでも、アホやってたい

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