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1. 機器→クラウドの進め方

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今後の予定 ~ ファーストフェーズ

既に、kae-made/dtdl-iot-app-generator: This application generates IoT application framework which can collaborate with Azure IoT Hub from IoT PnP DTDL file (github.com) から公開している、アプリジェネレータにクラウド側のコード生成機能を追加するまでの流れを、IoT を構成するそれぞれのパート毎の作り方の Tips を紹介しながら解説していきます。大枠の流れは、

  1. 組込み機器側のプロトタイプ開発

  2. Stream Analytics 新機能を使った受信データの整形・処理

  3. Azure Functions による組込み機器側への設定更新、コマンド送信

  4. Azure Functions による Azure Digital Twins への書き込み

  5. Azure Digital Twins の Twin Graph 更新に伴う Event Grid → Azure Functions の処理

  6. 以上の流れで作成したプロトタイプを元にクラウド側のコード生成ルール設計・実装

を考えています。その過程で、アップデートされた、あるいは、新しくリリースされたサービス・技術を使ってみるという寄り道をしながら不定期に投稿していきますね。
結果的に、「ビジネスシナリオを元に作成した概念モデルを Azure Digital Twins、Azure Functions を使って実装する」で解説した内容を実際に可能にするパーツ群が揃って、IoT のクラウド側コード一式は、BridgePoint で概念モデルを描いたら一通りのコードが自動生成できるようになります。

概念モデルから丸ごと自動生成!

読者が試す際の留意点

このマガジンで解説する内容を実践するには、最低限Windows 11以上の PCが必要です。開発環境は、Visual Studio 2022(無償版でOK)BridgePoint(オープンソースなので無償)を使います。
クラウド側は、Microsoft Azure を使うので、Azure の Subscription 契約が必要です。所属組織が契約している Subscription で利用可能なものや、”マイクロソフトオンラインサブスクリプション契約”をよく読んで、”無料アカウント” などで契約してください。Visual Studio サブスクライバーをお持ちの方は、月単位の Azure クレジットを利用することも可能です。
このマガジンでは、Azure の無料サービスだけでなく、有料サービスをガシガシ使います。スケール設定を間違えると思いもよらぬ高額請求が来てしまう場合もあるので各自個人の責任において注意してお試しください。Azure 契約・利用料に関するトラブルに関する責任は負いませんのでご留意ください。
IoT 系のネタということで、幾つかハードウェアが登場します。読者が試すときは、各自で相当品を購入してお試しください。

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