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102. github 上の開発ツール群の更新作業を確定する

前回の記事

はじめに

開発用PC の修理が終わったので、本格始動です。
今回から数回に渡り、2年前に開発・公開した、概念モデリングを使った変換による実装という開発プロセスを実現するためのツール群を更新していきます。今回はまず、github から公開している開発ツール群の棚卸をします。


公開ツール群

Knowledge & Experience の github は、

です。概念モデリング & 変換による実装 + Digital Twins & IoT に関連するリポジトリ―を列挙すると、

と、結構多めのリポジトリが関係します。まずは、☆ を付けたリポジトリが更新の対象になります。

リポジトリで公開しているライブラリやアプリケーションは、大きく分けると、コード変換ツール系と変換・生成されたコードが使うフレームワークライブラリ系の二種類があります。
☆印を付けたリポジトリだけ抜き出して、この分類に分けると、

こんな感じになります。変換・生成ツール系は、更に、実際に概念モデルから C# コードに変換・生成するアプリケーションとして動作するものと、そのアプリケーションが利用するライブラリ(NuGet パッケージ)に分類しています。ライブラリ系は、それぞれが独立して様々なアプリケーションで利用可能と思われる一般化を施して切り出した結果作られたものです。結果的に、アプリケーションやライブラリは、別のライブラリーを使って作られていることになっています。
そのため、公開しているアプリケーション、ライブラリの更新は、その依存関係を逆にたどって、使われている側から順に行うことになります。

ツールの依存関係

それぞれのツールは Visual Studio で開発しています。一つのリポジトリには複数のプロジェクトが保持されていて、そのプロジェクトがアプリケーション、ライブラリのどちらかということと、リポジトリの依存関係は、それぞれのリポジトリ内のプロジェクトファイル(拡張子が .csproj)を見ればわかります。前述の☆印を付けたリポジトリ内のプロジェクトファイルの中身を順に調べていきます。

まず、domainmodel-code-generator-csharp を例に

このリポジトリには、5つのプロジェクトファイルが存在します。それぞれ内容を見ていき、アプリケーション or ライブラリ、依存するライブラリを調べていきます。

CodeGenerator/ConsoleAppCsharpGenerator/ConsoleAppCsharpGenerator.csproj

<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk">

  <PropertyGroup>
    <OutputType>Exe</OutputType>
    <TargetFramework>net6.0</TargetFramework>
    <AssemblyName>DomainModelCsharpConsoleGenerator</AssemblyName>
  </PropertyGroup>

  <ItemGroup>
    <ProjectReference Include="..\Kae.XTUML.Tools.Generator.CodeOfDomainModel.Csharp\Kae.XTUML.Tools.Generator.CodeOfDomainModel.Csharp.csproj" />
  </ItemGroup>

</Project>

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