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18. IoT Edge を使う

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はじめに

今回は、先ず、Azure IoT Edge が何かについて、仕組みと用途を解説します。その後で、Azure IoT Edge 上で動く、Azure IoT Edge Module の基本について試します。

Azure IoT Edge とは

Microsoft Docs では、「Azure IoT Edge のドキュメント | Microsoft Learn」で詳しく解説していますが、私なりの解説をここで一席。
IoT というキーワードが流行りだしてしばらく経った頃、いつしか現場側の IoT 機器の事を”エッジ”と呼ぶようになりました。IoT と同じくエッジというキーワードも、それぞれの人の頭の中にそれぞれの IoT と エッジがある的な感じで漠然としています。更には、Windows のデフォルトの Web ブラウザの名前が ”Edge”と、判り難いこと甚だしいです。

先ず、Microsoft Docs の「Azure IoT Edge とは | Microsoft Learn」の冒頭の説明をそのまま記載します。

Azure IoT Edge は、企業がデータの管理に手間取ることなくビジネス インサイトに専念できるよう、これまでクラウドで行っていた分析とカスタム ビジネス ロジックをデバイス側で実行できるようにするものです。 ビジネス ロジックを標準のコンテナーにパッケージ化して IoT ソリューションをスケールアウトし、それらのコンテナーを任意のデバイスにデプロイして、すべてをクラウドから監視できます。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/iot-edge/about-iot-edge?view=iotedge-1.4

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