50. Raspbian 64bit 環境を整える
はじめに
今後、IoT Edge 側の AI 実行や Azure IoT Edge for Kubernetes 等を試していこうと思っているところです。また、最近の記事で Raspberry Pi 上で Docker Image をしょっちゅうビルドしている訳ですが、これまで使っていた Raspberry Pi は Raspberry Pi 4 を使っていて、その Raspberry Pi 4 は、第19回の記事でセットアップしたものです。Docker Image ビルドの度に結構めんどくさいのと、所有のボード類を整理していたら新たに一個 Raspberry Pi 4 を発掘したので、新しく環境を整えようと思った次第。
K8s やるなら一般的な 32ビット版の Raspbian ではなく64ビットだよな(Ubuntu の方が何かと便利じゃない?とは思いつつ)… 64ビット版の Raspbian でセットアップすることにします。
Raspbian 64 bit 版のインストール
64ビット版のインストールは簡単です。Raspberry Pi Imager を使って、以下の手順で、SD カードをセットアップします。
SD カードの準備が出来たら、Raspberry Pi 4 に挿して電源 ON し、初期セットアップを完了させます。流れは、32 Bit 版と全く同じ。SSH 接続等も可能な様にセットアップを行います。
インストールされた OS の詳細を確認しておきます。
pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 11 (bullseye)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="11"
VERSION="11 (bullseye)"
VERSION_CODENAME=bullseye
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"
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