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そういえば、オフ会しました【雑記】

そういえばこの前、ちぇる君に会った(別にいいよね、書いても笑)。

暇つぶしに大阪に来ると言うもんだから、「お、オフ会しようぜー」と声をかければ了承。日取りも決まっておらず、「余ってる青春18きっぷで、天気が良い日に気が向いたら行く」みたいなスタンスだったので、「行く日、空いてたら飲もうぜ」みたいなやり取りをした。

前々日くらいに日程が決まり、「適当なタイミングで会う」という雑な約束だけを交わした。当日、僕は午前中に用事を終わらせ、適当にカフェで時間をつぶしていた。時間も場所も決めていなかったので、「いつでもいけるぜ」と僕は彼にメッセージを送る。すると、夕方5時頃になると言う。どうやら何か用事があったらしい。

そのころ、僕はなんだか彼に申し訳ない気分になっていた。どうやら日帰りの弾丸旅行らしいことはわかっていたので、僕は昼くらいから適当に飲んで、夕方くらいに解散するつもりだった。だが、どうやら彼は5時を指定しているあたり、それまでは何かしらの予定があるらしい。彼がどこから来るのかは知らなかったが、その日のうちに帰るならさすがに10時や11時まで飲んでいるわけにもいかないだろう。

となると、僕はかなり無理を言って彼を誘っているのではないか?という猜疑心に悩まされてしまった。声をかけられたから断るわけにもいかず、仕方なく予定を無理やり切り上げて、申し訳程度に飲んでそそくさと帰る・・・そんな強行スケジュールを彼に強要してしまったのではないか、という懸念だ。

会ってみてそれは杞憂だと分かった。僕はそもそも大阪に来る理由を尋ねたら、「ネーモさんの様子を見に行きたかった」と返してきたのだ。「だったら初めからそう言ってくれたら気兼ねなく誘えたのに」と僕は思って、実際そう彼に話した。「いや、誘ってくれるかなと思って」とのこと。なるほど、僕はまんまと彼の釣り針に食いついたわけだ。とはいえ、もし僕が食いつかなかったらどうするつもりだったのだろうか? なんとも不器用な奴だってことは、彼の普段書いている文章を読んでいたらわかるのだけれど。

とにかく変わった奴で、ツッコミどころが満載だった。「何食べたい?」と聞くと「野菜」と答えられた。僕は32年大阪に暮らしてきたのだけれど、野菜を食べたい人を連れていく居酒屋を知らない。とはいえ、特にこだわりがないらしい。結果、申し訳ないながらも、僕が好きな普通の居酒屋に彼をいざなった。野菜のメニューもそれなりにあるので、彼の満足いくメニューはあるだろうか?と心配していたところ、彼の最初の注文は「ヤンニョムチキン」だった。「野菜がないお店に連れていかれるのが嫌なんですよ」とのこと。やっぱり変わった奴だった。

2時間ほどでいろんな話をした。ちぇる君の家庭のこと。大学のこと。意識高い系を経てミニマリストを経由し、現在に至った来歴のこと。noteのこと。まとも書房のこと。アンチワーク哲学のこと。

そして、終電の2分前ごろに駅まで送り届け、彼は帰っていった。無事、乗れたらしい。

なんでもかんでもネタにするのもよくない。秘密が多すぎる人生もつらいけれど、秘密がまったくない人生もつらい。秘密というほどのことはないのだけれど、詳細は書かないことにしよう。聞きたい人は、また僕とオフ会をしてくれ。

そういえば、僕はnoteで知り合った人と一度だけオフ会をしたことがある。最近、彼は僕のnoteにも出没しなくなったが、元気にしているだろうか? 偶然だけれど、ちぇる君とその人は同じ県に住んでいた。また会いたいものである。

なんやかんやと僕は最近インターネット上で人とやり取りする機会は増えた。ディスコ―ドのメンバーはもう60人近くなる。とは言え、やっぱり文字ベースのコミュニケーションには限界を感じていることも事実だ。

顔が見えない、表情がわからない、声色がわからない、というだけの話ではない。同じ時間を過ごせば、信頼の相互作用が生まれる。こっちが信頼すれば相手も信頼してくれる。そして、なんかあったら助けるぜといった空気感が生まれてくるのだ。そのフィードバックループをリアルタイムで生むこと。それは文字ではどうやっても真似できない現象なのだと思う。

だから僕は人に会いたいのである。大人になったら友達ができないという。そんなことはないはずだ。値踏みし、嫌われないように上っ面で語り、腹を探り合う。そんな関係を強いられることの多い社会では、友達はできない。でも、人間ならきっとできる。人間は信頼できる。そしていつか、信頼することが当たり前になれば・・・これ以上は思想が出てしまうのでやめておこう(今日はちょっと思想弱めのエッセイを書こうと思ったのだが、油断するとこうである)。

いま気づいた。僕はいま人に飢えている。誰か会ってくれませんかね、僕と。


1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!