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金のことを考えながら本を書く日々【出版社を作ろう7】

ひたすら本を書いている。最高に不謹慎で物議を醸しそうな本を。

「対話形式の本なら余裕で書ける」だなんて大言壮語を吐いていたが、今日はほぼ丸一日作業して5分の1くらいしか書けなかった気がする。3月1日に出版するなんて、もしかしたら無謀なのかもしれない。

まぁ今までの経験から、執筆にはボーナスタイムがあることがわかっている。ボーナスタイムに突入したら1日で3万文字くらいは書けちゃうのだ。ボーナスタイム2回か3回で1冊の本はできる(ただし今回は念入りに校正しなければならないので、執筆時間×2くらいは必要だと思っておこう)。

あまり気負わずにいこう。

僕がなんでこんなに急ピッチで仕事を進めようとしているのかと言えば、金がないからである。ないことはないが、自由にできる貯金はせいぜい200万円程度。株と仮想通貨を売り払っても300万円弱。娘と息子のための貯金に手を突っ込むとしても400~450万円ほど。当座の生活費を差し引いたとすれば、事業をやるには心もとないのである。つまり、さっさと黒字化せなばならない。

なんせ僕には家族がいる。僕1人ならもやしと水道水で生き延びることができるが、そういうわけにはいかない。出費を抑えるのも限度があるのだ。

もちろん足りなくなれば、父親をはじめ親戚中に金策に回るつもりである。僕は人に頼ることができない性格のせいで、適応障害を患った節がある。だから、これからはなんの恥じらいもなく人を頼ろうと思っている。こんなことは言いたくないが、僕は金のことを考え過ぎて自殺が脳裏をちらついたことすらあるわけだ。金で解決するなら、金で解決してもらおう。

(できることなら銀行から金は借りたくない。利子を取られるのも嫌だし、あれこれ詮索されたり指示されたりするのも癪に障る。そもそも銀行は嫌いである。「銀行強盗なんて可愛いものだ。銀行を経営することに比べれば」という名言を僕は信じているタイプである。)

本屋版の商社である取次(とりつぎ)を通したくないのも、金が原因だ。取次からの入金は半年後かそこらになるらしい。そんなのを待っていたら、自転車操業待ったなしである。

まぁなんにせよ、自由にやっていきたい。金のために人に指図されるなら、サラリーマンとかわらない。僕は自由が欲しいのだ。

自由。どうして自由とはこんなに手の届かない場所にあるのだろうか。鳥や魚は自由という言葉を理解できないはずだ。きっとそれは当たり前の状況なのだから。

最近は、思考がアナキズムに傾いてきた。ボブ・ブラックを読んだせいである。読み過ぎ注意だ。

1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!