年収はコスパが悪い。

幸福度は年収400万円くらいから上昇が緩やかになり、800万円以上は、いくら稼いでもほぼ変化が見られないと聞く。つまり、時間を費用、幸福度を効果として考えたとき、既に年収400万円を超えている人が年収を上げるための行動をとるのは、極めてコストパフォーマンスが悪いと言える。結果的に上がるならいいものの、それを目的にしてしまうのは、愚行と考えて間違いなさそうだ。

確かに、僕がビルゲイツと同じだけ稼ぐのは血の滲む努力をいくら重ねたところで不可能だろう。しかし、ビルゲイツよりも幸せになるのならできる気がする。ビルゲイツはたくさん本を読む。好物はハンバーガーらしい。いくらお金を持っていても、ビルゲイツが幸せを感じるものはとても身近だ。僕とあまり変わりがない。飛田新地で豪遊したり、毎日叙々苑を貸し切ってりはしないようだ。

一方で、マイナス要素は僕では経験できないものが多い。ビルゲイツはマイクロソフト関連の訴訟で頭を悩ますこともあるだろうし、陰謀論の標的にされることも少なくない。そして、もう60歳以上のおじいちゃんだから、恐らく僕の方が先は長い。総合的に見れば、僕の方が幸せなのではないだろうか。

ならばもう、年収のことを考えるのはやめよう。きっと、なんとかして生きていける。僕も妻も息子も。幸せについて、もう一度考えてみよう。

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