地産地消とブロック経済

地産地消はいい意味で捉えられることが多いけれど、ブロック経済は戦争まっしぐらの愚策であるように捉えられる。だが、大なり小なり似たようなものだ。

プーチンは意図してか、意図せずかはわからないけれど、外資系企業を追い出した。そして金融植民地としての地位を脱して、地産地消を目指している。しかも、マクドナルド信仰という資本主義の果実に只乗りして、ワーニャ伯父さんというハンバーガーチェーンをこしらえた。グローバリズムに反発しながら、いけしゃあしゃあとグローバリズムの旨味をしゃぶり尽くしている。

僕はこういうアングラ的な発想は好きだ。アナキストは大杉栄は国家に反逆しながらも、金がなくなった時は政治家に金をせびっていた。寺山修司も言っていたけれど、信念を持って言行不一致を貫き通す人は、カッコいいなと思う。

最近は物価が高い。そのうち飢饉がやってくるんじゃないかと恐れずにはいられない。そうなったらもう地産地消やるしかなくなるわけだが、ブロック経済は戦争まっしぐららしいので、そのうち第三次世界大戦でもやる羽目になるのだろうか。

グローバリズムは効率的で、非効率だ。そりゃあ半導体やレアメタルは地域の素材で地産地消できないけれど、アマゾンの熱帯雨林を切り拓かなくても地産地消で飯は食えるし、わざわざバングラデシュで奴隷に服を作らせる必要はない。コンテナなんてものが発明されてしまって、荒山から木材を取ってくるより地球の裏側から持ってきた方が安いなんて意味不明な現象も起きる。

経済。なんて役に立たない発想なんだろうね。

プーチンへの経済制裁は一見効果がないように見えるが、ロシアの経済成長が停滞するという手痛いダメージを受けることになる!みたいなことを言っている経済学者を見たことがある。じゃあ僕たちは宇宙人から経済制裁でも食らわせられてるのか?と疑問に思わざるを得ない。

僕は経済学者が歯医者になってほしいと願っているという意味でも、金利生活者を安楽死させたいと願っている意味でも、週15時間労働を実現したいと願っている意味でも、ケイジアンだ。

経済という時代遅れの発想をそろそろ辞めてしまって、先祖返りしたいね。徳川将軍が経済成長率5%を公約に掲げていたら、江戸時代の農民はどう思っただろう。

話が混乱してきた。とにかく、ブロック経済ってどうなんだろうか。ちょっと調べてみようかと思う。

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