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この母で良かった。この妹で良かった。

環境がその人を作る、と言われますが、その環境の要素の中には「家族」という存在も含まれるし、なんなら、多いにその影響を与えるのではないかと思います。

わたしに多大なる影響を与えまくってくれる存在である母、そして妹。
今日は、二人が自分の家族でいてくれて良かったな、という話を書こうと思います。

・・・・・・・

半月程前、母は心臓の手術を受けるために入院しました。
事前にお医者様からは、かなり難易度の高い手術で、入院する病院では対応できる医者がいないため、別の病院からその分野の名医の先生に出張してもらい、執刀してもらう、と伝えられました。

助かる見込みは、五分五分だ、と。

話を聞いた時は青ざめました。色々な感情が渦巻きましたが、母から飛び出した言葉に衝撃を受けました。

「こんな名医の先生に手術してもらえることになるなんて、ラッキーだわぁ。」と、言い放ったのです。


わたしを安心させるためでも、あえて気丈に振舞っているわけでもなく。
心からそう思って発している言葉だと伝わってきました。


そして、改めて。
このポジティブの塊みたいな母、
凄すぎる…と思いました。


入院前夜、「大事な話がある」と言われた時も、「わたしに万が一のことがあれば…」的なことを言われるかも、とドキリとしましたが。

朝起きたら、仏壇のお世話を何よりも先にやること。
夕方には、お庭の草花にたっぷり水をやること。

この2つだけを仰せつかりました。

「え?そんなこと?」と思わず出かけた言葉を飲み込み、「うん、分かったよ」と答えたわたし。

入院当日も、スーツケースに数日分のパジャマや下着、その他諸々の荷物を詰め込み、颯爽と、どこか旅にでも行くような足取りで、「じゃあ、行ってくるわ。あと、頼むわね」と、いつもと変わらぬ様子で家を後にしました。


入院中、毎日仏壇に手を合わせながら、父や、祖父母たちに、
「どうかまだ、母をそっちに行かせないで。無事に家に帰って来れますように…」と、祈ることしかできず不安な日々を過ごしていたのですが。


なんとか今日、無事に手術を終え、帰宅してくれました。


五分五分と言われて、「うまくいく」方を信じて疑わない母。
そして、実際に乗り越えて、いつも通り、ただそこにいる母。
この人が母親で良かった。

・・・・・・・

また、わたしは、今後働き方を大きく変化させていこうと思っていて。
ですが、期待で胸がいっぱい!とは言い切れず、、正直不安もめちゃくちゃありました。
特に母のこともあり、最後の最後の決断ができずにいたのですが。
今日ついに、腹を括ることができました。
正社員という形態から、独立した道を進むこと。
誰よりも先に、これまで相談に乗ってもらっていた、姉のように頼もしい我が妹に報告すると。
「決断したんだ。良かったね!ずっと挑戦したいって言ってたし、これからは個の時代だよ。応援するし、わたしにできることはなんでもサポートする!」と、この上ないくらいの、今とても欲しい激励メッセージが返ってきました。


これまでも、私の選ぶ道をいつも応援して、実際に色々な形で支援してくれた妹。
世間の常識とか、価値観とか、そういうことを一切抜きにして、ただ私の選択を信じてくれる妹。
この人が妹で良かった。


わたしを形作る環境である家族。
母、そして妹。
この2人の存在に改めて感謝だ。


まだまだ、じめじめとした梅雨シーズンですが。
今日は、なんだか心がとっても晴れやかになりました。


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