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石鹸で風呂嫌いが克服できた話

2021年の買ってよかったアイテムはいくつかあるんだけども最大のそれは2021年1月に出会ったハンドメイドソープでした。購入ログを見たら、人にあげた分も含めて30個ほど購入してた。よさみをTwitterで何度も語ってました。
なのでここにあらためてさらに長文の形でまとめときます。

風呂遍歴とわたしがハンドメイドソープにたどり着くまで

風呂が嫌いでした。
とにかくうっすらめんどくさくて嫌いだなーと思ってて、改善のためにいろいろしました。
入浴剤にこだわったりキャンドル使ったりアロマ使ったり。でもだめだったんですよねー。

で、もう諦めてたんですけども、あるハンドメイドイベントで最高の石鹸に出会ってむしろ風呂好きになりました。

結論から言うとここのこれです。

石鹸に出会って気づいたこと・自分の体質


まず私、どうやらうっすらしたアトピーか何かだったっぽいです。わかりやすく荒れないだけで。

私の頭皮は薬用バルガス以外いかなる洗髪料も受け付けない性質です。バルガス以外を使うとあっというまに牡丹雪みたいな大型フケの発生装置になります。ここにたどり着くまでにも、ドラストシャンプー山ほど試して皮膚科行って36度洗いや10分間すすぎや大手固形石鹸シャンプーや湯シャンや塩シャンを試してきました。

で、そんな頭皮の持ち主が、身体の皮膚サイドにおいて、洗浄剤に好き嫌いがないわけがなかったんですよねー。

風呂上がりにうっすら感じる不快感が潜在的に刷り込まれて風呂嫌いになってたみたいです。

ということに、はじめてその石鹸で身体洗った翌日に気付きました。

石鹸に出会って気づいたこと・使用感


なんで気づいたかっていうと、使用感がまっっったく違ったんですよね。

まず、洗ったあとは「なんとなくつっぱるかんじ…?というか不快感がないかも?」くらいだったんです。
でも一晩寝た翌朝、気づきました。

あ、いままで表皮が壊れてたんだなと。
起きたとき感じてた(ということも気づいてなかった)うっすら脂っぽいようなかんじがまったくなかった。

シャンプーの洗いすぎや顔の洗いすぎが肌が痛む原因として挙げられがちですよね。あれ、わたしどうも一回で毎度感じてたらしく、でも洗わないとそれはそれで不快感があるので洗う、でも洗ってもなんかやなかんじがする……ってなってたみたいです。

それまではなんとなく肌がいやなかんじするのでクリーム塗ったりしてたんですけど、クリームもやっぱり不快感でいまいちだったんですよね。たぶん水分足りてなかった。

そういえば、と思ったこと(伏線回収)


そういえば聞いたことがある……プロが正しく行うメイクのクレンジングってどれだけやっても肌に負担がかからずむしろよくなるという…… この石鹸にはそういう、どれだけ洗ってもむしろ表皮が整う効果があるのでは……と感じて、その日からめっちゃ洗いまくりました。あったかい時期は朝夜たっぷり泡立ててつかいまくりました、二日に一度は湯通し(浴槽に浸かればまあ一日はセーフだろ理論)だった自分としては考えられない状態です。
でもやっぱり思ったとおり、皮膚がよい状態に保たれてたんですよね。

そういえば風呂嫌い克服のために入浴剤に凝ってみたことあったけど意味なかったな……せっかくだからって湯船には浸かるけど身体洗うのはできずに湯通しのままだったし……そうか石鹸が不快だったのか……

コールドプロセス製法の固形石鹸でないとだめだった

それまでいろんなボディソープ、石鹸などもシャンプーほどでないけどそれなりに使ってきました。で、固形石鹸もそれまで使ってきてたんですよね。
よく言われる牛乳石鹸とかマルセイユ石鹸とかも。
でもだめで、というかとくにいいとも思わなくて、あー、品質がいいっていう石鹸でも全然変わらないな……と思ってたんですが、どうもコールドプロセス石鹸でないとだめだったみたいです。

石鹸って製法がいくつかあって、3〜4時間でできる方法、2、3日でできる方法、一週間以上かかる方法、4週間かかる方法があります。
短時間だと洗浄力はあるけど精製されるグリセリンがほとんど煮えてしまい、時間をかけて作るほどこれが残って、あとなんか知らないけど洗ってるはずなのに肌に水分が残るという不思議な洗浄剤になります。

市販のドラッグストアによくあるタイプが3、4時間でできる中和法、老舗テイストを推しだされてることが多い窯炊き製法ですら一週間くらいでできあがります。
で、四週間かかるコールドプロセス製法……これ、業者がやろうとすると、四週間おいとかなければいけないので市販だで二千円から三千円くらいなんですよね。

でもこれ、個人のハンドメイドでやってる人だと、500〜1000円くらいの相場で手に入ります。かつご家庭で制作するには一番難易度も低い方法です。(置いとく場所は要るけど)
私が見つけたのはそういう、個人が制作している石鹸でした。

おすすめハンドメイド石鹸屋さん

ハンドメイドの石鹸屋さんはたくさんあるんですが、そしていくつか買ってみたんですが、一押しはこちらです。

一番最初に出会ったところ。
こちらは作家さんご本人がとにかく市販品がだめ(赤ちゃん用もだめだったそうです)なので自分のために! と制作されてます。

ハンドメイドのコールドプロセス石鹸って「のんびりした手作りのあたたかみ」みたいなロマンを追うあまりナチュラルテイストでハーブで自然派でみたいなのに寄りがちだな、と他のソーパーさんのものを見てると思うんですが、こちらは「自分に必要だから使う」という思い切りのため、雑貨的でかわいくてカラフルなのが多いのがすごくいいです。
あとひとつひとつ素地を変えてるので(他のところは共通が多いらしいです)、使い勝手が毎回ちがう! のが楽しいです。
最高すぎて勧めまくってるし本当にたくさん買ってます。
だいたい二週間で一つ使い切るかんじのペースです。でもだいたいふたつ同時に使ってるかなー。

ところでこちら、一個550円前後というコールドプロセスとしては破格の値段です。毎日がんがん使えるのが助かるー

使うときのコツとか使い方とか


とにかく泡です、泡を立てまくれ。
固形石鹸は泡で洗浄します。アメコミのバスルームか?みたいな泡をたてまくってください。私は無印のボディ用泡立てネット使ってます。固形石鹸はしっかり泡を立てないとちゃんと洗えません。

ていうか絹とか麻とかのボディタオル使ったこともありましたけど石鹸が肌に合ってないと意味ないし、泡で洗えって説もあるけどもそれがちゃんとした泡でないと意味もねえなーと思いました。
絹とかで合わない洗浄剤使うより、アクリルだけどもっこもこに泡がでるやつで泡で洗ったほうがいいです。

でもって泡立てるやつもどうも品質があるみたいで、ちょっと使ってみたダイソーセリア系だといまいちでした。今は無印の使ってる。ボディショップのやつがすっごいらしいのでそのうち使いたい。

もっこもこの泡で身体洗いまくってたら、それまで定期的に行ってた垢すりミトンでまったく垢が出なくなりました、びっくりした。摩擦はむしろしなくなったのに。たぶんアルカリ性だかなんだかで表面の老廃物だけがとれてるんだろうなー。

使い込んでいって「もうこれ以上は無理だな」ってなったら刻んでお湯に溶かして掃除に使ってます。弱アルカリ性なので猫がいるおうちでも安心。

まとめ

とにかく昨年は長い長い風呂嫌いが解消された記念すべき出会いがありました。
あとはシャワーヘッドもいいやつにするとお湯のあたりが違うと聞いてるので楽しみ。いずれ変えたい。二万円のけっこういいやつもいいけどもニトリの三千円のもわりと評判いいので気になる。

あと他のソーパーさんも引き続き開拓していきたい所存です。サンタマリア・ノヴェッラの石鹸も同製法っぽいのでいずれは……(2、3000円するけど)

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