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手帳、もう2度と買わないかもしれない

という話。


回帰してきた、100円ノート超メモ術へ

自己管理がだめだめのぐだぐだのでろっでろなので「これさえあれば」という管理ツールに何十年も憧れ続けています。銀の弾丸を探し続けている。

手帳、その響きと存在には自分を管理できるようになってくれという実務的な需要とともに、ちょっと自慢できるようなツールであればなお良いという下心も加わるんですよね。

なのでロロマクラシックとか、ほぼ日手帳とか、ドラべラーズノートとか、ペーパーブランクスとか、そういうのいっぱい買ってきたし放置してきました。
自分でフォーマット考えたりもした。

が、「もうこれでいいんじゃないか」というところにここ半月ほどでたどり着きつつあります。

ベースはこれ。

A6サイズ、いわゆるA6のノートを検索可能なメモ帳として使い倒す、というものです。十年以上前に考案された方法。

ノート術ではなくメモ術、というのが重要なところ。
1ページに1つの内容だけを書く、殴り書きでも良い。
整っていなくてもいいというのがメモ術たるゆえんです。

メモに必要なことその1:反射速度

で、メモって瞬発的なひらめきをつかまえておくためのものです。
その「つかまえる」ために、使用したページの右下をカットしてすぐに開けるようにする、これがルールのうちのひとつ。

メモに必要なことその2:参照のしやすさ

もうひとつは「メモにインデックスをつける」です。辞書の側面みたいにカテゴリをつけて、ノートの側面を見たらカテゴリごとに確認できるというもの。
メモというのはそれ単体では断片なので、書いたあとに読み返したり探し出しせたりしないといけません。

手帳でもノートでもなく、メモ帳

あとは頁同士のリンクをする方法とか、総合インデックスの方法とか、使っていけばわかるルールはいくつかありますが、基本的には「角をカットする」「カテゴリをつくる(今だとハッシュタグのほうが感覚としてとらえやすいかも)」「1ページ1トピックを遵守」ってところでしょうか。

で、手帳でもノートでもなく、メモ帳がたぶんいいな、と思うのは、自分が多動で衝動的で、瞬発をつめこんで認識しているからです。
私の思考は浮かぶ泡……

多動で衝動的なので、きちんと時間をとってむきあってノート、という図表にするのでなく、ひらめきやちょっとしたリストが集合されているのはとても扱いやすいです。フセンや付箋ノートでもいいのかもしれないんですが、付箋はそれはそれでぺらぺらするのがどうにも気になってしまう。
あと付箋は万年筆のインクをはじきやすい。

でもってこの瞬間を捉える、には、メモ帳サイズでないと無理。おそらく一度に、瞬発的に考えられるものの範囲がそのくらいってことです。
けどメモってどこいったかわからなくなる…… これを解決するのが100円ノート超メモ術というわけです。一元化。
ところでA6ノートって出版当初は確かに100円でしたけど、今は物価高やらなんやらで200〜300円ですね。

手帳もノートも難しい

私は「手帳」のように一年分の印刷がされたものは憧れるけども強く憧れるけども、なぜかどうしても「管理ツールとしては」使えないんですね。たぶん自分が実感を持って認識できるのはせいぜい先月今月来月程度だからとか、状況が変化しつづけるからだと思います。

あとは「今この瞬間」のことを記録したいのに、それをすべき場所を探し出す、というステップを踏む必要があって、それが踏めない。

たとえば「11月28日の10時にミーティング」みたいな内容を手帳に書こうと11月のページを探し出して開かないといけない。そして11月のページを探してるうちに、話を受けた時におもった「じゃああれを調べておいたほうがいいな」みたいなことは忘れてしまうし、覚えていても書き込むにはフォーマットは合わない。そしてそこだけみっちり書き込んだとしても、それは11月のページを開かない限り思い出すことはできない。

でもって「ノート」も難しい、綺麗にかけないともういいやってなってしまうから……

ログもつぶやきもスケジュールも、メモの集合にまかせる

なので「メモ」の集合体は非常にマッチしている気がします。
スケジュールもこのメモ帳に書いてしまいます、フォーマットはバレットジャーナルのものを一部流用。


セブンプレミアムのB7ノートとスティックハサミ



メモ帳はもちろん一年なんて保ちませんが、どうせ3ヶ月先のことなんて実感が持てないので今日の前後数週間だけ把握しやすければそれでよし。
半年位以上先の予定などはバレットジャーナルでいうフューチャーログで管理してます。

フューチャーログ式、ブロックタイプのカレンダーに書くよりも一覧で見やすいし、展覧会のような会期があるものも書き留めやすくてすごく良いです。あと「こういうのがあるらしい」「行きたい」「行く」「会う」などを全部まとめて書いても判別しやすい。これもブロック式カレンダーだとちょっと難しい気がする。


フューチャーログの図 特に期間の覚書に強い

読書ログやらなんやらもきれいにつけたくなるけど、そういうのは休日にでもログ専用ノートにメモ帳から転記したほうがきれい&一元化できます。ログをとる必要が生じたときに随時かいてるともたつくしきれいにかけないし。

というわけで、今はこのセブンプレミアムのB7ノートで100円ノートメモ術やってます。
また経過がよさそうなら報告記事書きます。


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