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リフレクションすることの大切さ

第107号(2023年5月10日)、キャリアコンサルタントの中島和子さんからバトンを受け取りました!

営業やリーダーシップを中心に研修講師をしております大岩俊之と申します。

今回は、企業研修や学校の授業で使う「リフレクション(内省)」をテーマにお届けしたいと思います。

リフレクションとは

キャリアに関連した仕事をされている方は、「リフレクション」について説明するまでもないでしょう。

リフレクションといえば、アメリカ合衆国の哲学者で、元マサチューセッツ工科大学のドナルド・ショーンが思い浮かびます。かなり難しい内容ですが、著書に『省察的実践とは何か―プロフェッショナルの行為と思考』などがあります。

リフレクションとは、「成功したこと、失敗したことなど、普段の仕事から一度、離れてみて、仕事の進め方、自分自身の考え方、自分の行動などを客観的に振り返る」ことです。

あらゆる経験から学び、未来に活かすことが目的です。

企業研修などでは、研修した内容を振り返ったり、研修を通して今までの自分(仕事ぶり)を振り返ったりします。超大手企業などは、研修の最後に、リフレクションの時間を30分~40分設けて欲しいと言われるくらいです。とても重要なことです。

忙しいと振り返る時間は取れない

仕事が忙しいと、日々こなすことに精一杯で、仕事以外のことを考えることができません。将来よりも今です。振り返りの時間を持つには、仕事に余裕を持たせることが必要です。

実は、コロナ禍で仕事が減った代わりに、YouTube(複数チャンネル)、Twitter、Instagram、Facebook、TikTokなど、新しいことに力を入れていました。それなりに成果は出たのですが、毎日、企画ネタを考え、撮影して編集して、投稿です。Twitterは、毎日5~7投稿していました。アクセスが増えれば増えるほど、コメントの返信だけで数時間かかることもありました。結局、更新することに疲れて果て、2023年4月以降は、Instagramを除き、投稿を控えるようになりました。

そうすると、自由な時間がこんなにもあったのかと驚くほど、余裕ができました。人の投稿を見て、一喜一憂しなくなったことも大きいでしょう。笑
1日のうち、SNS関連に相当な時間を費やしていましたね。

今まで振り返ることができなかったリフレクションをするうちに、いろいろな気づきが出てきました。

・全国で研修をしなくても、地元でも十分活躍できるのではないか
・ビジネス書がすべてだったが、専門書を読んでみてもいいかも
・英語は必要ないと逃げていたが、留学もしてみたい
・SNSの発信も大切だが、リアルを軽視していなかったか
・本を書く側、講座を教える側の視点ばかりだったので、読む側、参加する側になろう

このようなことが浮かんできたのです。

どうやってリフレクションするといい?

私が行ったリフレクションの方法(アンラーン)
①過去の成功体験のリフレクション
②アンラーンの先にある世界を想像してみる
③アンラーンする

アンラーンとは、過去の学び(成功体験)を手放す行為です。自分にとって、とても恐怖ですが、次のステップに向かうヒントになるでしょう。

詳しくは、『リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術』をご覧ください。
https://www.amazon.co.jp/dp/4799327100/

次回は、シナリオプランナーの繁村小百合さんにバトンをお渡しします。







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