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教科書をiPadに入れる方法

この記事は下の動画「教科書をiPadに入れる方法」

を文章にしたものになっています。何かの作業をしながら情報を見たい・聞きたいという方は動画の方をご覧ください。自分でスクロールしながら読んだ方が早いという方はこの記事をこのままお読みください。


出張先に複数の教科書を持って行ってそれだけでもう疲れたなぁとか、家で仕事しようと思って教科書持って帰ったけど結局何もしないまままた重たい教科書を学校に持って帰った、なんてことありませんか。車通勤の方はまだいいですが、私は電車と自転車通勤なんで教科書の重さをモロに感じます。

そんな思いをこれからの先生方がしなくてもいいように、
iPadに教科書を入れる方法
を紹介します。スマホ1つあればやれないことはないので、少しでも興味を持たれた方はぜひ最後までお読みください。


というわけで具体的に教科書をiPadに入れる方法を説明していきます。どうするのかというと、教科書の内容をPDF化してiPadに取り込みます。その方法は大きく分けて2通りあります。

1つ目は、教科書を1ページずつスキャナアプリで撮影する方法。この方法のメリットは、スマホさえあれば他に機材は一切必要ないことです。また教科書のページを裁断する必要もないので、手持ちの教科書が綺麗なまま残ります。

デメリットはとにかく大変なこと。1冊あたり約200〜300ページある教科書を、1枚めくっては撮影し、また1枚めくっては撮影し、・・・を繰り返すのはなかなか現実的ではありません。もはや苦行です。今のスキャナアプリは優秀で、多少撮影に失敗したり撮影する教科書自体が汚れていたりしても、補正が効きます。

この方法に関してはこちらの「教員の仕事のペーパーレス化 この2つで実現」

の動画が参考になると思うのでぜひご覧ください。

2つ目は、教科書を裁断してスキャナーで読み込む方法。デメリットは多く、裁断が大変なこと、スキャナーが必要なこと、さらに教科書を切ってしまうのでもう1冊余計に必要になること、データを移すUSBメモリ等の記録媒体が必要なことなど結構多いです。ただ裁断に関しては、どこの学校にもおそらく裁断機があるので、それを利用すれば問題ないと思います。裁断してしまう教科書については、生徒用であれば1冊1,000円もしないので買ってしまうのがいいと思います。今後重い教科書を運ぶ苦労と、運んだのに結局仕事しなかった、という絶望感から解放されるのに1,000円は安い投資だと思います。フリマアプリにも出品されているものでよければもっと安く入手できます。私が使った教科書もフリマアプリで次の方に渡りました。教師用の教科書は思いのほか高いのでおすすめしません。USBメモリは先生方ならお持ちだと思うのでここでは割愛します。スキャナーは持っている方が少ないと思いますが、これは職場に掛け合って買ってもらいましょう。私の勤務校ではすでに買ってもらってあったので助かりました。「働き方改革」の大義名分のもと購入したそうです。最悪スキャナーはなくても、裁断さえしてしまえばスキャナアプリで代用も可能です。1枚1枚切り離されているので、裁断せずに撮影するよりずっと楽になります。

裁断できてスキャナーもある、というこの2つの条件が整うと、デメリットをはるかに凌駕して楽に教科書をPDF化するというメリットを享受できます。今回はこちらの方法を紹介します。


まず教科書を読み込ませる準備として、教科書の端の部分を裁断します。いわゆる本の「背」と呼ばれる部分ですね。教科書は結構分厚いですが、裁断機を使えばあっさり切断できてしまいます。

切断すると数百ページの紙の束になります。いつもの教科書の感覚で持ち歩いているとふとした時に落として全てバラバラになってしまうので、クリップなどで留めておくのを忘れずに。

次にスキャナとパソコンを繋げて教科書を読み込む準備をします。パソコンに関しては学校で支給されるパソコンでも、自分のパソコンでも問題ありません。スキャナーの使い方に従い読み込ませれば、ものの数分で読み込み自体は終わると思います。

そのスキャンしたデータを、Adobe Acrobat readerに読み込ませます。web版とアプリ版がありますが、web版で操作するのがおすすめです。iPad版の方でやろうとすると、まずiPadにデータを持っていかなきゃいけなくなりますがこれが若干手間だと思います。web版のAdobe Acrobat readerを起動し、読み込んだデータを選択してアップロードするか、ドラッグ&ドロップで読み込ませます。これで完了です。web版とアプリを同期させておけばアプリでも同じように教科書を閲覧することができます。iPadでもiPhoneでもOKです。


いかがでしょうか。実際iPadで見られるようになると「押さえておかないと教科書が閉じてしまう」なんてこともなく、非常に使い勝手がいいです。iPadはそれなりに重いですが、あの薄さの中に3年間3冊分の教科書が入っていると思えば全く苦になりません。ぜひ試してみてください。


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