父がインコの祟りをうけた話(後編)
↑の続きとなります。こちらからご覧ください。
半年後、その時は来ました。
父の髪がのびたので、母が風呂場で散髪をすることになりました。次の日に家族でお出かけをするからです。のびすぎているのでバリカンを使っていました。
私はその間、暇なので読書をしていました。約10分後、読んでいる本のページをめくろうとすると、
風呂場から母の「ごめん!」と言う声が聞こえてきました。その声は少し笑い声が混じっていました。
何ごとだと思い、風呂場にかけつけると、そこには…
「ごめん!ごめん!」と笑いを堪えながら謝罪する母と後頭部がきれいにえぐれた父がいました。
父の後頭部の毛が五百円玉くらいの大きさにえぐりとられ、地肌が露出していました。
それを見た瞬間あのインコちゃんがフラッシュバックしました。そう、丁度同じ場所がえぐれていたのです。
父がインコちゃんの祟りにあった...。私はそう考えるしかありませんでした。
ちなみに次の日はお出かけです。父、大ピンチ。
この続きはまた別の話で。長い話に付き合っていただいてありがとうございます。
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