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子どもの『学びたい!』に触れて

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの6日目の記事です。

 スタサポ(拠点型学習支援)ゆるきち拠点で、コーディネーター(ボランティア)を担っている「タロウ」が、ゆるきち拠点の特徴と子どもの学びについて書きました。

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 子どもの「学びたい!」という気持ちに寄り添って、日々、ゆるきち拠点でスタサポの活動をしております。子どもの「学びたい!」という気持ちはどこからくるのでしょう。何かへの疑問?興味?それとも焦り?これらであるかもしれないが、そうではないかもしれない。

 子どもが10人いたら10通りの“疑問”ができ、10通りの「学びたい!」という気持ちがあふれ出てくるようなものであると私は感じます。一人ひとり全くもって同じものは存在しないんです、だからこそ、その子にあった、その子のためのサポート、関わり合いが必要になっていくのではないでしょうか。

 スタサポでは学校での勉強を超え、子どもの気になること、相談したいこと、そして「学びたい!」という思いに寄り添い、1対1で向き合っているのです。

 ゆるきち拠点について、特筆するべき点は“教材の多さ”であると感じます。様々な科目・学年の教科書・参考書・過去問が潤沢に備わっています。子どもの「学びたい!」という気持ちに応えるには教材は必要不可欠であります。実際にゆるきちの教材は子どもの学びのために日々役立っています。

 直近では大学受験を目指す高校3年生が小論文の書き方を学びたい!という要望がありました。子どもの「学びたい!」です。逃すわけにはいきません。小論文指導といっても最初は知識をつける必要があります。言葉の使い方、構成、論の組み立て方、などなど、小論文といえどもただ文を書くのではないのです。こういった小論文に対する知識を口頭で説明するだけでは子どもにとっては右から左に流れていってしまうかもしれません。自分が知らない事を学ぼうとしているのですから、難しいと思って当然です。だからこそ、視覚情報となりえる教材が必要になるのです。学校で教科書を使うことに慣れている子どもたちには、教材を使う学習の方が安心できるのかもしれません。その受験生の利用者は小論文の参考書をひとつ選び、放課後に勉強しているそうです。ゆるきちに来るときに「小論文書いてきたからみて!」と笑顔で言ってくるのです。子どもの自立した学び以上にホッとできるものはありません。その子は日々ゆるきちという環境で、ゆるきちの教材、Kacotamのメンバーと将来を紡いでいるのです。

 このように、ゆるきち拠点では子どもの「学びたい!」という気持ちをなによりも大切にしています。子どもと1対1で関わることが出来る、子どもの「学びたい!」という気持ちを共に楽しみ、学ぶことができる。スタサポは子どもの将来に1対1で関わることができる活動です。私たちの活動が子どもの将来を作ることが出来るのかもしれません。この文を読んでいる貴方もご一緒にいかがですか?

ここに一葉の写真を掲げますが、ゆるきち拠点の教材の一部です。

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