マイナンバーカードについて思うこと

根本的な目的
 もともと税金のとりっぱぐれを防ぐ目的で国民全員に番号を付与して管理しようとしていたシステムのはず。株式会社などの法人には、すでに会社法人等番号というものが割り振られていて、それが管理しやすかったため、個人に拡大したもの。

マイナンバー発行の建前
 国が国民を番号管理するため番号は本人以外知られないことを前提に運用

マイナンバーの実態
 個人営業主または個人で一定の収入を得ている人は、バンバンマイナンバーを取引先に公開してダダ洩れ。またマイナンバーカードの裏には普通に記載がされている。

迷走段階
 マイナンバーは秘密にしておくため持ち歩かない、必要がない限り保管しておくはずのものが、なぜか身分証に変身。しかも今後は唯一の身分証になりそう。
 身分証としては免許証または免許証がない人のための身分証として住基カードが普及していた。身分証として使うのであれば、これらにマイナンバーを紐づけて一元管理したほうが新たなカード発行手続きなどの費用は掛からなかった。もともとある制度の拡張のため、システムを構築するだけで完成。かつ番号もICに記録すればいいだけのため表示もされず、現在のマイナンバーカードに記載されてる事項も最初から完備。

今後の展開
 なぜか保険証まで紐づけようとしてマイナンバーカード持ってない人にまで強制取得させようとする。取得する手続きが煩雑すぎるため費用対効果がまったく望めない。マイナンバーが常に公開状態になるたデメリットの方が多い。

個人的な結論
 免許証や住基カードにマイナンバーを紐づけた方がよっぽど低コストで国民も受け入れやすかったはずなのに、あえてマイナンバーという大混乱する制度を作ったのは、官僚が「俺の手柄」にしたかったか、一般的に言われてる通り、「利権」以外考えられない。作ったやつが、ただたんにアホだった線もあり得るけど。
今からでも廃止すべし。わざわざ傷を広げる必要はない。今からでも免許証などに紐づける方向にした方がよい。

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