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課長の本当は教えたくない音楽#2「塵も積もればメタモルフォーゼ」

とりあえず駆け付け一杯、これ聞いてください。

ちゃんと聞きました?
ちゃんと聞いてもらった人には言いたいこと伝わると思うんですけど、
今回紹介する「三四少女(サンスーガール)」

無茶苦茶爆裂最高にいいバンドです。




どうも、申し遅れました。課長です。
課長の本当は教えたくない音楽#2、やっていきたいと思います。
ちなみに会社でのポジションは下の下の下、相変わらず上司の冷たい視線と罵声が、僕の小さな小さな心臓をどんぐりよりも小さくする日々です。

そんな僕の萎れた毎日に突如として現れた一筋の光、砂漠のオアシス、実在した桃源郷こと、三四少女 "ユートピア" 紹介していきたいと思います。


三四少女 "ユートピア"


このバンドの何処がいいかって色々あるんですけど、三四少女は「繰り返し」の使い方が大変うまいと思うのです。

たとえば、冒頭から空間系エフェクターで暴力的なまでに美しくて、夢の中みたいに揺れるギターリフ、たまんなくないっすか。
すっげー尖った音だけど同じくらいすっげーポップ。同じリフが曲中何回も出てくるんですけど、何回聞いても飽きが来る気配がない。聞けば聞くほど味が出る。

よく聞けば聞くほど良さがわかる曲のことを「スルメ曲」とかいうけど、この曲のリフはもっとキラキラポップで輝いてるから。んなジジイのつまみと一緒にすんじゃねぇ。スルメなんて一味マヨを多量摂取するための板だろうがよ。

もう一個、繰り返しでいうと歌詞の繰り返し=韻の踏み方がとても好き。
例えば、

アイスクリームの溶けた音 / 愛とか云うのがわかるほど / I scream 求めた音

だったり、タイトルにも書いた

塵も積もればメタモルフォーゼ / 周りの見えない恋をしようぜ

とか。

これに関してはユートピアに限らず、後ほど紹介するほかの曲にも共通する点で、母音の選び方というか、ワードセンスというか、そういうのがめちゃくちゃいい。
一回聞いたら絶対逃がさないというパワーを感じる。

パワーのあるリフとパワーのある歌メロが交互に襲ってくる。
そんなことされたらどこにも逃げられないぜおい。ほぼ重力。


あとこの曲ボリュームがすごい。

決して冗長ではなくて、なんていうかカロリーが高い。
なんなら曲の長さ自体は3分42秒なんで普通の長さなんですけど、
特に歌詞のボリュームがすごい
明日死ぬんか?ってくらい文字量が多い。

しかしながらそのボリュームを飽きさせないリフ・韻・ソロ・展開・サウンドメイク…

なんか特盛パフェみたいな曲だと思ってます。
実際、聞いた後の満足感あるしあながち間違ってないと思います。


三四少女 "シュガースーサイド"


実は本当にやばいのはこの曲かもとも思っている。

ユートピアがポップで可愛い寄りの曲だとすると、こっちはカッコいいに寄った曲。
曲の雰囲気に差異はありつつも、やはり三四少女の「繰り返し」の上手さを感じられる曲だなと思います。

そんで何がいいかってサビのパンチ。

あの子はシュガースーサイド / あの子と2人シーサイド

ユートピアよりもわかりやすく耳に残るメロディと歌詞で、
1回聞いたら3日間はイヤーワームです。

あと上の動画はライブ映像なんですけど、登場SEからカッコよくないっすか。三四少女がどんなバンドか一発でわかる登場。

ポップでありながらめっちゃカッコいい。

今回言いたいことって全部これに尽きるのかもしれん。
ごめん、ここまで1300文字も書いたけどいらんかったわ。
世の中シンプルでいいことの方が多い。
ちょっとでも社交的に見せようと思ってだらだら喋ってもキモがられるだけなんで。


ということで三四少女の紹介でした。
今回紹介した「ユートピア」はシングル、「シュガースーサイド」は
↓の1st EP 『創刊号』収録です。

ハチャメチャにいいので、いち早く聞いてください。
もう一曲挙げるなら「大丈夫」が好きです。

あと、Vo.川田羽撫子さん、19歳らしいです。

19⁉⁉⁉⁉⁉⁉


世の中のすごい人間がどんどん年下になっていく。

以上、課長でした。

課長の本当は教えたくない音楽#1 もよろしくお願いします。


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