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仕事で「言語概念化」が大事である2つの理由

KACHIEL(かちえる)の社内ではよく「言語概念化が大事」と言われることがあります。

今回はその2つの理由についてお話します。


「言語概念化」とは?


KACHIELでよく使う「言語概念化」とは、考えていることを具体的に文字・言葉にする、という意味です。(一般的な用語ではありません)

もう少し突っ込んで解説すると、自らの考えをあえて文字・言葉にすることで、その考え自体が整理されたり、新たな考え方が生まれたりするという、「考え⇔言語」の行ったり来たりを指します。

価値観・哲学・思想の勉強をすると、「(頭の中だけで)わかった」は理解できていないのと同じとされており、実際に書き出すことが求められます。
(で、わかったと思っていたことを実際に 文字にすると全然できない・違うということが多い)

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言語概念化の行為が大事である理由①


このように、言語概念化するという行為が大事である理由の1つとして、言語概念化は自らの考え・思考を深めるということです。

例えば、あなたがブログやnoteを書き始めると自分が当初想定していた結論にはたどり着かず、自分の考えが全く整理されていないことに気付いたり、逆にむしろ(想定外に)良い内容を書けることもあるかと思います。


ユニクロの柳井社長は、事あるごとに「書き出す」ということを言っていて、(かなり昔ですが)インタビューで、

「漠然と思っている不安とか悩みというのも、 実際に紙に書き出してみる。そうすると、 意外に自分の悩みがたいしたことなかったり、簡単に解決できることに気付いたりします」

という主旨のことを話していました。
KACHIEL社内では複数の仕事を同時進行する「マルチタスク」が日常的だったりするのですが、このマルチタスク、入社直後の慣れないうちは100%と言っていいほど頭がパニック状態になる人が現れ、漠然とした不安(感)に襲われることもあります。
しかし、そんな時も一度落ち着いて紙やエクセル、チャット上に書き出すと、「意外とそうでもないかも」と思えたりします。

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言語概念化の行為が大事である理由②

ここまでは、言語概念化を自分自身と向き合うために重要であることを解説しましたが、もう1つは周り人との意思疎通をするためにも大事だということです。

たとえば、あなたが考える「頑張る」と、私が考える「頑張る」には
少なからず差があると思います。

ある人の頑張るとは「長時間働くこと」かもしれませんし、別の人の頑張るは「人から見えないところで努力する」ことかもしれません。努力とはプロセス(過程)ではなく結果(だけ)だとする考え方もあるでしょう。

そのため、例えばが社長が社員に対して「頑張ろう!」と言っても、何を・どう・どこまですればいいのか、まったく共通の認識を持てていないことになります。

結果として、各社員は頑張っていると自認するかもしれませんが、社長からすると「おいおい、全く何も頑張ってないじゃないか!?」となってしまうと、双方において不満ということが起きてしまいます。


このように、自分が何を考えているのかが大事なのではなく、それを相手・周りにきちんと伝え共有する・できることが大事なのであって、そのためには言語概念化しないとダメということです。

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世の中には「社内で隣の席の人とチャットなどでやり取りすること自体どうなのか」と言う人もいますが、KACHIELではむしろ「あえて文字にする」という意味・観点では、良いコミュニケーション方法だと考えています。


本日のお話は以上、
お忙しい中最後まで読んでいただいてありがとうございました!

今後もKACHIELの社員が仕事をするうえで大切にしている考え方についてお話していきます。

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