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コンサルを頼らない

先日、2月22日ついに開催されたCoCo壱番屋創業者宗次徳二さんのカチアリセミナー。

私自身宗次さんとお会いするのは初めてで、とても楽しみ且つ緊張しながら当日を迎えたのですが、本当にいい会になったと思います。

宗次さんは仙人のように経営と人生を達観していて、物腰も柔らかく謙虚で、でも確固たる信念と自信を感じさせる、そんな方でした。

資産としては数百億をお持ちであると予想されるのですが、500円のアメ横でまとめて19本買ったネクタイを締め、秘書を連れてくるでもなく1人で来ていただきました。

約20年前に第一線を引退してからも、毎日3時55分に起床し、街の掃除をし、寄付をし、徳を積み重ねています。

私自身沢山の経営者にお会いする機会がありましたが、ここまでストイックに、かつ経営に全てをささげている方は見たことがありません。

その凄さは実際に見ていただいた方がいいと思いますので、当日の動画に関しては今編集中ですので、でき次第、こちらのnote にアップさせていただきますので楽しみにしていてください。


上記noteでも触れているのですが、宗次さんは毎朝何千通と来るお客様からのアンケートすべてに目を通し、その日のうちに課題店舗にFAXをして指示、即改善をしてきました。

また、講演の中で、恐らく日本で一番カレーを食べたのは私だ、とおっしゃっていて臨店で1日7店舗行ったらすべての店でカレーを食べたそうです。(それでも飽きないのがCoCo壱のカレーだともおっしゃっていました。)


周りの店を見る必要もない、お客様の声を聞き、またお客様の立場にたってカレーを食べ、感じた事を日々改善をする。
徹底的な現場主義、徹底的な率先垂範を貫く。

立地もほとんど考えなかったそうです。そのお店に魂を込め、悪い立地をいい立地にしていく。そういう思いでお店を出していたそうです。

宗次さんが社長としてやっていた時代、800店舗出店した内で撤退したのはわずか1店舗。

恐ろしい確率です。


そして、こうもおっしゃっていました。

コンサルティングの先生に頼んだことは一度もない。
全部答えは現場にある、と。

一応コンサルティングを生業としている私からも一言言わせてください(笑)

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飲食のこと、経営のこと中心に有村壮央がすべらない切り口で書きます。 外食企業分析や新業態のアイデアなど通常のSNSではかけない事も書いてい…

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