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アップルパイとディアマンクッキー

サリュー!ケイチェルおじだよ。

3月ももう終わり!?ヤバいじゃん!ついに週休3日生活が終わって、また休みなし生活が再開してしまう😭

当面お菓子作りをする暇はなさそうなので、今のうちに作りたい物を作っておこう、ってことで、今週はちょっと手の込んだお菓子に取り組むことにした。

アップルパイ(ショソン・オ・ポム)

前から作ってみたかった「フランス版アップルパイ」こと「ショソン・オ・ポム」。noteでは北フランスにお住まいのユイじょりさんが作られてましたね。

ショソン・オ・ポムとは何ぞや?という話はユイじょりさんの記事に譲るとして、日本のパン屋さんでもときどき見る、葉っぱの形をしたアレだよ。

材料は結構シンプル。

前夜に準備したバター生地、小麦粉生地、塗り卵用の卵黄、レモン汁、バター、グラニュー糖、りんご酒(カルバドス)、りんごは紅玉をチョイス。

まずはりんごを煮ようね。

バター・グラニュー糖・カルバドスでりんごを煮る。左は皮と芯を水で煮出してるところ。
皮と芯を濾してレモン汁を混ぜると鮮やかなピンク色に様変わり。紅玉のような赤みの強いりんごを選ぶといいようです。

このピンク色のりんご液は、右の鍋のりんごに混ぜつつ、後で艶出しシロップにするぶんを取っておきます。

次にパイ生地を作りまーす。

小麦粉生地をバター生地で無理やり包んだ様子。

パイ生地は今回もピエール・エルメのサクリスタンのレシピを使って、フィユタージュ・アンベルセ(逆折りパイ生地)にします。この生地を作るのは3回目。過去にガレット・デ・ロワとパルミエを作ったことがあるので、詳しくは過去記事を見てね。

しかし、料理にもお菓子にも、さらには編み物にも酔狂を通り越して狂気すら発揮するユイじょりさんが、パイ生地をめんどくさがって冷凍パイシートを使ってるのが不思議でならないよ。そんなに面倒でもないんだけどな…(いや、常人には多分面倒なんだけど😂

何はともあれ、生地を四つ折り2回、三つ折りを1回して伸ばし、9cmのセルクルで型抜きします。

ネットのレシピを見てたら10cmで抜いてるのが多かったけど、うちには9cmしかなかった。

これを1個ずつ麺棒で伸ばします。

フランスにはショソンオポム用の楕円の型が売ってるらしい。

これに皮液で色鮮やかなピンク色になったりんごを乗せます。

キレかわいいアップルパイを目指そう。

餃子を包むみたいに縁に水を付けて、しっかり閉じます。

さらに指で縁をグイグイ押しながら、ナイフの背で切り込みを入れていく。

裏返して、卵黄に生クリームを加えたものをドリュール。冷蔵庫で15分ずつ乾かしながら2回塗りしたら、ナイフの背でレイエ(線書き)します。この辺はガレット・デ・ロワと全く同じだね。

竹串で空気穴も忘れずに。

180〜190度のオーブンで40分ほど焼きます。

オーブンから出したら、りんごの皮液とグラニュー糖で作ったボーメ30度のシロップを塗り、2分ほど追加で焼きました。

できあがり。

ほのかにピンク色のシロップとフィリングがキラキラ✨キレカワイイ

見た目もいいけど、味も美味しい。特にパイ生地が適度にサクサクしてて味わい深い。メゾンカイザーのアップルパイ超えたな😁

ディアマンクッキー

もう一品は、も少し簡単にできる物を、ってことでディアマンクッキーに。とりあえずエルメのサブレ・イスパハンから。

最近購入したイスパハン・レシピブック見てみたら、サブレ・イスパハンは準強力粉(リスドォル)で作るみたい。フリーズドライのライチは手に入らなかったので省略。

ディアマンのキラキラグラニュー糖は、赤の色粉を溶いたローズエッセンスをトッピングシュガーに加え、ジップロック袋でスリスリします。さらにそれを60℃のオーブンで30分乾燥させます。

これでピンクのグラニュー糖ができあがり。しかしわざわざこんなことするなんて、我ながらなかなかの酔狂だよな。
クッキー生地は、レシピブックでは手でサブラージュするところを、フープロで。
カードで押しつけてまとめます。
コロコロ転がして棒にする。

しかしディアマンクッキーはいつもここのコロコロが難しい。ネットを見たらラップの芯を使って綺麗な棒にするテクニックが紹介されてたけど、こういうときに都合よくラップの芯だけあるわけもなく。今日から使い切ったラップの芯は取っておく決意をした。

冷蔵庫で1時間ほど冷やし固め、卵白を刷毛で塗ってピンクグラニュー糖を塗します。
1cm幅にカットして、170℃のオーブンで15分弱焼きます。

完成した写真は撮り忘れた😂

で、生地を休ませてるあいだヒマなので、興が乗ってチョコ味のディアマンも作ることに。

これもピエール・エルメのレシピで。カソナードも買った。
しかし盛大に失敗😂生地がちゃんとまとまっておらず、形がボロボロ。

さらに興が乗って(というかここまで来たら狂が乗って?)、プレーン味のディアマンも作りました。

2日かけて作ったお菓子が勢揃い。

ディアマンはどれも自分史上最高のサックサクにできた。味は完璧。しかし何回作っても形を綺麗な丸にしたり、大きさを均等にできるようにならないな。チョコなんかひどい形だけど、美味しいので贈り物用にラッピングしました。

3月は別れの季節

おいたんの職場でも、お世話になった二人の方が退職することに。そのお二人に今回のアップルパイとディアマンクッキーを差し上げました。

コロナ禍をきっかけにお菓子作りを始めて、何より良かったと思うのが、プレゼントにすると喜ばれること(料理だと贈り物にするのはなかなか難しいもんね)。ちょうど昨日、「今までお世話になりました。次の職場でも頑張って下さいね」という簡単な言葉しか掛けられなくて、本当はもっと感謝の気持ちを伝えたかったんだけど、手作りのお菓子で伝えられた気がするからいいかな。最後まで自己満足の趣味に付き合わされてご迷惑じゃなきゃいいんだけど(笑)

おわり。

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