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明太子パスタあれこれ

やあ、みんな。ケイチェルおじだよ。

「1番好きな食べ物は何か」と問われれば、まあ1つに絞るのは難しいにしても、明太子は絶対に候補に入れたいおいたん。子供の頃から、記憶では小学4年生頃にはすでに本場博多の辛〜い辛子明太子が大好きだったのを覚えてる。

明太子は化学調味料たっぷりってことで『美味しんぼ』的には「日本一恥ずべき食べ物」ってことにされてるんだけど、好きなものはしょうがない(笑)

博多で買えるような、大ぶりの1本が1000円くらいする無着色の高いやつは本当に美味しいから、やっぱり化学調味料少ない方が味的にも良いんだろね。

ただ、明太子パスタにはジレンマがあって、高い美味しい明太子ならパスタにするのもったいなくて、そのままご飯と食べたいっていうね。必然的に自分でパスタにする明太子は安物限定になってしまうんだよなー。

ちなみにお店のパスタでは、明太子スパゲッティの発祥とされる「壁の穴っていうお店がやっぱり美味しいと思った。ただ、壁の穴もいろいろ複雑な事情があるらしく、おいたんが好きだったのは新宿駅の京王地下街の壁の穴なんだけど、ここいったん潰れて別の店になって、その後また「壁の穴」っていう店ができたよね。新しい壁の穴にはシンプルな明太子パスタはなくなってて、「明太子とイカのスパゲッティ」ていうのがあったから食べてみたけど、以前の壁の穴ほど美味しくなかった。

調べてみたら、東京チカラ飯などのサンコーグループによる「元祖壁の穴」っていう別系列の店みたい。商標をめぐって裁判にもなったらしいのだけど。

明太子パスタ発祥の「壁の穴」は渋谷が本店で、昔は芸能関係のオーディションの前にそこで食べると受かるっていう験担ぎメニューだったらしい「若者のアイドル」っていう名前のパスタでも有名なんだよね。新宿地下街の昔の壁の穴には若者のアイドルもあったから、おいたんが昔よく明太子パスタを食べてたのはそっちの方で間違いないと思う。

もう一つ、お店の話をすると、「ハシヤ」系列のパスタで「タラコとウニ」っていうメニューがあるんだけど、それも好き。

もともとは壁の穴で修行した店主が1972年に代々木八幡で創業したハシヤだけど、一昨年閉店してしまったらしい。そのハシヤで修行した方々が暖簾分けor独立して開業したお店が何店舗かあってハシヤ系列っていう呼ばれ方をしてファンに愛されてるわけ。詳しくは下のリンクを見てね。

おいたんは立川の北と南に2店舗あったハシヤのうち北口の方によく行ってた。その北口は閉店して、今は南口だけになってしまったけど。壁の穴と並んで東京でも老舗の系列だから、昨今のお洒落なイタリアンパスタじゃなくて、昔ながらのジャパニーズパスタって感じのシンプルなスパゲッティが多いかな。タラコとウニもその名の通りウニソースとタラコの合体だから、もう味が濃ゆくて濃ゆくて途中で飽きるくらいなんだけど、でもそれが良いんだ。この系列でしか食べられないから。

そんなこんなで明太子パスタにまつわるお店の話を書いてきたけど、おいたんが今日作った明太子パスタを紹介しよう。

まず使う明太子はこちら。

かなり大ぶりなかねふくの明太子が安売りしてた。これの1本を丸ごと贅沢に使います。

昨日の夜ごはんに半田そうめんをムラサキ玉ねぎと一緒に食べたらすごく美味しかったので、フライパンにバターとオリーブオイル半々入れて、麺に絡むように薄くスライスしたムラサキ玉ねぎをしんなりするまで炒めます。ただし、後で和えるときに明太子に火を通したくないので、火を止めてフライパンをしっかり冷まします

ちなみに昔「チューボーですよ」って番組で、新宿地下街の旧壁の穴のシェフが出て明太子パスタ作ってたけど、フライパンでの炒めはなしで、基本はボウルでバターと明太子を麺に絡めるだけだったよ。美味しい明太子なら余計な物入れずそうするのがいいと思う。

麺が茹で上がったら、茹で汁を少々フライパンに加えて、麺と明太子を投入。もちろん火はつけません。

あとはしっかり混ぜて、お皿に盛り付け、お好みで大葉や海苔を散らして完成です。

棚にあった韓国もみ海苔を散らしてみたけど、見た目的に真ん中だけにすればよかったな。まあ味には影響ないからいいんだけど。

スーパーで売ってる明太子だから辛さが全然なくて、やっぱり物足りないかなあ。美味しいっちゃ美味しいんだけど。ムラサキ玉ねぎは正解だと思った。個人的にはピーマンとかといっしょに炒めたようなスパゲッティに明太子が絡んでる喫茶店風の明太子パスタも好きなので、そういう趣きもあるパスタになったと思う。

ちなみに隣にあるナスのカポナータも上手くできた。

みなさんはどんな明太子パスタが好きですか?明太子パスタ発祥の壁の穴で食べてない人はぜひ一度お試しを。明太子パスタじゃなくて、おっさんおばさんが「若者のアイドル」食べるのもアリっちゃアリ(笑)

おわり。

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