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メグレ警視のシュークルート

「ねえ、あなた。シュークルートがあるけど食べる?」

「ああ。塩豚を忘れずにな!」

やあ、みんな。ケイチェルおじだよ。ミステリー好きのケイチェルおじ、特にお気に入りはジョルジュ・シムノンの生み出したフランスを代表する名探偵、メグレ警視なんだ(名探偵コナンの目暮警部のモデルになったらしいね)。古いシリーズなので、もう本屋では取り扱ってない作品がほとんど。ケイチェルおじは図書館で借りて読んだけど、今は電子書籍で結構な数の作品が復刊してるみたい。おすすめは『黄色い犬』かな。

www.amazon.co.jp/dp/B00AQRYSL4

そのメグレ警視の大好物が、アルザス出身のメグレ夫人の作るシュークルートだ。

シュークルートとは、ドイツのザワークラウトのこと。発酵キャベツを加工肉などとともに煮込んだ料理は、正式には「シュークルート・ガルニ」って言うんだけど、単に「シュークルート」だけで通じるよ。フランス全土で定番のビストロ・メニューと言っていい。

日本だと瓶詰めのザワークラウトがどこのスーパーでも売ってるから、手軽に作れると思う。ただ個人的には、メグレ警視が「塩豚を忘れずにな」って言ってる通り、塩漬け豚肉は絶対に入れたいところ。塩漬け豚って、日本ではあんまり食べない? 個人的には豚肉を1番美味しく食べる方法だと思うんだけどなあ。

塩豚は前日の夜から用意しよう。豚肉のカタマリ(バラでも肩ロースでもスペアリブでも)を適当な大きさに切り、表面がジャリジャリするくらい塩を揉んで、一晩置く。

↑スペアリブを塩漬けにしてるところ

一晩置いたら、翌日2時間くらい水に浸けて塩抜きしよう。塩抜きが終わったら調理に取りかかります。

ザワークラウトは、そのまま使うやり方と、水に浸けて水気を絞るやり方があります。そのままだと酸っぱく、絞ると酸っぱさがなくなります。そこは好みで。ちなみにケイチェルおじはその時の気分次第で絞ったり絞らなかったり。実はザワークラウトじゃなくて、普通のキャベツの千切りで作ったこともあるけど、絞ったバージョンとあんまり味は変わらなかった。その時の材料がこちら↓

↑玉ねぎあるけど、多分いらないと思う。

最初に塩抜きした豚肉を鍋で水から茹でます。大量のアクが出てくるので、軽く火が通ったら豚肉を取り出して、いったん湯を全部捨てます。豚肉は水で洗うと仕上がりが綺麗になるよ。

洗った豚肉を鍋に戻して、新たに水を豚肉が3分の1浸るくらい入れます。ニンジンとコンソメorブイヨン1個加えて、豚肉の上にタイム少々とローリエを1枚乗せて、さらにその上にザワークラウトを全部乗せます。

ケイチェルおじは圧力鍋使うので、まず20分でセットして煮込みます。

20分圧力が終わったらジャガイモを入れてさらに5分圧力。最後にソーセージやお好みでブロッコリーを入れて、少し煮たら完成。ソーセージは別焼きで添えてもいい。

千切りキャベツでの完成形がこちら↓

↑塩豚が1個しかない… 鍋にあと2食分くらい残ってるから(笑)

ザワークラウト使ったやつ↓

アレンジは自由にどうぞ。ただし、塩豚は忘れずにな

おわり。

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