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みんな、松屋のシュクメルリ鍋膳のこと忘れてないよね!?

ガマルジョバ!ケイチェルおじだよ。

忘れもしない、去年の12月、とんでもない情報が日本を駆け巡った。

あの松屋が一部店舗限定でジョージア料理の「シュクメルリ」を提供開始し、ジョージア大使館の面々が食べに行ったというニュース。日本中が

しゅ、しゅくめるり???

ジョージア???

ってなったはず。普通の人よりは世界の料理にアンテナ張ってるはずのおいたんでも、「な、な、なんだそれは!?」ってなった。

どうも松屋は「世界の料理紀行」というシリーズを開始するらしく、その第1弾としてジョージアのシュクメルリという料理が選ばれたらしい。「世界一ニンニクをおいしく食べるための料理」という触れ込みで。

もうね、松屋に対するおいたんの愛が信仰に変わった瞬間と言っても過言ではなかったね。

そもそもおいたん、松屋の牛飯が大大大好きなんだ。どれくらい好きかと言うと、フランスから帰国した日に、成田空港からいの一番に食べに行ったのが松屋の牛飯というくらいよ(ひっさしぶりに食べた牛飯は死ぬほど美味しかったー)。牛丼に関しては松屋原理主義で、かつて松屋の社長が修行したという吉野家はリスペクトしてるけど、松屋は吉野家を超えたと思ってる。すき家?松屋に比べたら豚のエサだろ?

そんな松屋、牛飯だけじゃなくて、カレーに対してもおいたんは特別な思いを抱いてるんだ。松屋の社長はカレーに対するこだわりが強いらしく、もともと松屋のオリジナル・カレーってちょっと尖ったカレーというか、けっこう辛くて人を選ぶカレーだったんだよね。おいたんは美味しいと思ってたけど、一昨年くらいだったかな、「オリジナル・カレーがグレードアップしました」ってキャンペーンやってたから食べに行ったら、さらに辛さが増して、下手するとどの専門店よりも美味しいんじゃね?っていうカレーになってて心底ビビった。

ただ、一般の賛否は分かれて、「苦くて焦げたカレーの味がする」とか、「辛すぎて味噌汁の味が分からなくなる」とか、酷評も多かった。そうした世間の声に配慮したのか、その数ヶ月後にまたリニューアルして、今度は味噌汁の味が分かる程度には辛さを抑えたカレーになってた。おいたん的には残念だったけど。

そしたら去年、突如オリジナルカレーが廃止になって、新たに「創業ビーフカレー」に置き換わります、松屋創業時のカレーの味です、って言われて、これまた全国の松屋カレーファンを大混乱に陥れたわけよ。

社長のカレー愛が強すぎて迷走してるのか、それともコスパが良すぎたオリジナルカレーが昨今の価格高騰に耐え切れなくなったのか。牛飯を値上げするときにプレミアム牛飯に置き換えた前科があるからおそらく後者だろうな…

ってなことを松屋に対して思ってた矢先よ。シュクメルリ販売開始のニュースが届いたのは。

おいたんみたいに半可な異国料理通どころか、日本の食通とたてまつられてる人間たちのド肝を抜いたんじゃなかろうか。まさかのジョージア料理。

ちなみにジョージアは、かつて「グルジア」と表記されてた国だね。ワインとスターリンの故郷ということで有名。どうも当地では国名は「サカルトヴェロ」って言うらしいんだけど、なぜか外国からは「ジョージア、ジョルジー、グルジア」などと呼ばれてきたらしく、最近になって外名を英語風の「ジョージア」で統一したいということになったそうだ。日本に置き換えると、国内では「ニホン、ニッポン」と呼んでるけど、海外からは「ジャパン、ジャポン、ヤーパン」て呼ばれてるところを「ジャパン」で統一してね、っていう話かな?

それはともかく、おいたんは職場の近くにシュクメルリを提供してる限定店舗があったから、一も二もなく食べに行ったよ。写真撮ったのに見つからないから、興味ある人は下のリンク見てね。

ニンニクのきいた、サツマイモチキンの美味しいシチューという感じで、味どうこうよりもこんな食べ物が松屋で食べられることに感無量だった。

強いて1つだけ言うと、松屋に定期的に登場する期間メニューの「ゴロゴロチキンカレー」に入ってるゴロゴロチキンが使われてるんだけど、このチキンが淡白で味気なくて、あまり美味しくないんだよね。まあ、最初にホクホクしたサツマイモを食べて、固形燃料に熱せられた小鍋の上でいい感じにホワイトソースと絡まったゴロゴロチキンを食べれば、ニンニクとチーズの味で美味しくはなる。ただ、ご飯がすすむ料理にはなりにくいという欠点があって、実際そういう指摘をする声も散見された。

しかし、多少の注文はあるかもしれないが、何よりジョージア料理のシュクメルリに目をつけて日本に紹介した松屋に最大限の賛辞を送り、感謝さえしたいところじゃないの。

SNSを中心にバズって、各所で好評を得たものの、期間限定ということで惜しまれつつ提供は終了してしまった。しかし終了と同時に、松屋からCookpadに公式のシュクメルリレシピが公表されるという、粋な計らいまでしてくれたんだ。

もう松屋さんに一生ついていきます。吉野家やすき家には絶対浮気しません。

ちなみにおいたんはレシピが公開される前に、店で食べた数日後に自分で作ったけどね。

というわけで、今年も松屋のシュクメルリを作ろう。作り方は簡単だから、ぜひみんなも作ってみてね。

まずは材料です。2食分の予定。

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昨日のクイズ、「シュクメルリに一票」とお答えになったくろねこ176さん、見事正解です!くろねこ176さんがオッサンか女子か分かりませんが、なかなかのオッサン力だと思われます(笑)

ところで、松屋公式レシピでは「市販のシチューの素」を使うところを、おいたんはシチューの素買っても持て余しそうなので、シチューの素なしで行きます。その代わり東欧料理っぽくサワークリームを使い、バターと小麦粉と塩で美味しいホワイトソースに仕上げます。

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↑サツマイモは半分だけ使います。適度な大きさに切って10分ほど水にさらし、そのあと水気を切って、600Wレンジで6分チンします。ニンニクは4かけ刻みました。鶏モモ肉は大きめにカット。

↓フライパンか鍋にオリーブ油をひき、鶏肉とニンニクをコンガリ炒めます。多少茶色くなるくらいがいいです。

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コンガリしてきたら、白ワイン大さじ1を入れて、蓋をして10分ほど蒸し焼きにするといいです。松屋の淡白なチキンの欠点を補う、ふんわりと味のしみたチキンになります。

↓バター10gくらいと小麦粉大さじ2くらいを入れ、肉に絡むよう混ぜながら炒めます。

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↓牛乳を少しずつ入れ、小麦粉を溶かします。

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↓5分ほど煮たらサワークリームを大さじ2入れます。生クリームでもいいけど、東欧料理っぽくするにはやっぱりサワークリームかなー。

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↓混ぜてサワークリームが溶けたら、チンしたサツマイモを入れます。

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味を見ながら塩少々してお皿に盛り付けます。最後にシュレッドチーズを振りかけて完成です。

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シチューはご飯にかける派のおいたんだけど、ここは松屋に敬意を払って味噌汁付きの定食形式にした。

サツマイモがホクホクで美味しい↓

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確かに、ネットの声にあるように、サツマイモでご飯はなかなか進まないね。チキンは松屋のより美味しくしたけど、それでもご飯が余ってしまった↓

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でもね、おいたんがシュクメルリ鍋膳の食べ方を教えてあげよう。もしかしたらまた復刻するかもしれないから、いずれみんなの役に立つと思う。

サツマイモとチキンを食べて、残ったホワイトソースをこうしよう↓

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これで問題解決。シチューご飯うんまー!

2日目の今日の夕食は直接ご飯にかけました↓

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カレーにも頑なに味噌汁つける松屋への敬意を表して味噌汁を忘れないように。

ちなみに余ったサツマイモで、日本が世界に誇るスイーツ、大学いもを作ってみました。

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さすがに今日は糖質とりすぎだわ。大学いもは2切れつまむだけにして、残りは明日食べよう。

というわけで、ぜひみんなもシュクメルリが復刻したら食べに行って、自作にもチャレンジしてね!

おわり。

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