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ボロネーゼの理想と現実

ボナセーラ!ケイチェルおじだよ。

おいたんのパスタ作りの歴史は、1人暮らしを始めたのとほぼ同じ頃から始まってるから、かれこれ四半世紀になる。なのに、noteにはkaorinaさんに教えてもらったリガトーニしかアップしてなかったことに気づいたわ。

麺類のなかで1番好きなのがパスタ(ラーメンにはあんまり興味ない)だから、どういう切り口で書こうかとか、ちゃんといい写真が撮れてからアップしようとか、いろいろ考えすぎて記事を寝かせてたってところもある。

とは言え、あんまりハードル上げすぎても気楽に書けなくなっちゃうし、ほどほどに妥協してアップしていくことにしました。

みなさんもそうだと思うけど、それぞれのパスタにお気に入りのお店があると思います。ボロネーゼならこのお店、カルボナーラならあのお店、って具合に。でもパスタって、自分で作ってもなかなかそのお店の味に近づけないことが多くないですか?簡単な料理なのになぜか難しい、そんな切り口で、ケイチェルおじの「パスタの理想と現実」シリーズとしていろんなパスタをアップしてみたいと思います。

第1回目は、みんな大好きボロネーゼ

イタリアではラグーとか、ラグー・アッラ・ボロネーゼって言うんだよね?まあ「地名が料理名になってるやつは、本場ではそう呼ばない」法則にあれこれ言ってもしょうがないよね。だいたい「さつまいも」だって、鹿児島ではそう呼ばないって知ってた?「からいも」って言うんだよ。「からいもあめは富士飴でーす」ってねw

話が逸れた。まず、ケイチェルおじの理想のボロネーゼは、東京国分寺市にあるメランツァーネっていうイタリア料理店のボロネーゼです。

お店はこちら↓

メランツァーネさんのTwitterにあったボロネーゼの画像がこちら↓

一見普通のミートソースなんですけど、食べてみると独特の甘さがあるスペシャルなボロネーゼなんですよ。ナツメグかシナモンか何かの香辛料の主張が強くて、おそらく誰もが「どっかでこういう系統のボロネーゼ食べたことある気がするけど思い出せない、レトロな喫茶店っぽい香りがする」って思うようなボロネーゼです。

実はケイチェルおじ、一度Twitterで「甘さの秘訣は何ですか?」って質問したことあるんだ。そしたら「野菜をたっぷり使うのが秘訣です」ってお答えを頂いたんだけど、そうなのかなあ(笑) まあ簡単には教えてくれないよね。

甘くて美味しいボロネーゼというと、デミグラスソース風のミートソースを使ったものがあるけど、メランツァーネのボロネーゼはそういう系統ではないと思う。

デミグラス系のボロネーゼ(ボロネーゼと言っていいのか分からないけど)だと、セブンイレブンのやつは美味しいよね。

これはこれでもう一つの理想のボロネーゼと言っていいくらい好きだけど。

さて、ケイチェルおじは一応は「伝統的」とされるボロネーゼのレシピをベースに作ります。トマト缶ではなくピューレを使ってトマト感薄めなのが本場に近いってどこかで読んだので、今回はトマトペーストで。あと、作るたびに試行錯誤するので、このときはサワークリーム少し入れてみることに(単に余ってたサワークリームを消化したかっただけかもしれん)。

まず、ニンニク、玉ねぎ、ニンジン、セロリの香味野菜をフープロにかける。

↑このときはペーストじゃなくてあらごしトマト使ってるな。なぜか鷹の爪も入ってるし。写真はnote始める前に毎回テキトーに撮ってたやつをごちゃ混ぜで使ってます、すいません。

次にフライパンでひき肉を焼きます。合い挽きだったり牛だけだったり。焼き方は前にコロッケの記事で書いたように、ハンバーグ焼くみたいに崩さずそのまま焼いて、両面しっかり焼き色が付いてから崩すパターンね。焼くときにナツメグを振りかけます。

イタリアンのお店だと、ひき肉と香味野菜を別のフライパンで焼くみたいだけど、ケイチェルおじの小さなキッチンはIHの2口コンロなので、そんな余裕はない。肉を崩すときに香味野菜を入れて一緒に焼いていきます。ここで、前に紹介したChef Ropiaさんの「味出しの塩」をします(少しの塩を振りかけるだけです)。

じっくり中火で炒めて全体がカラメル色っぽくなったら、赤ワインとトマトペーストを入れて弱火で40分ほど煮込むだけ。最後に塩で調整して出来上がり。

↑最近はフライパンじゃなくて、このテフロン加工のポットで作ってます。

スパゲッティと合わせたのがこちら↓ トマトペーストとサワークリームを入れた方だったと思う。トングを使ってお玉の上でクルクルクル〜って巻きながら盛り付けると、お店っぽい高さがだせるよ(笑)

本当はタリアテッレを使ったのじゃないとボロネーゼを名乗る資格はないのだそうだけど、フェットチーネで作ってみたのがこちら↓

こっちはあらごしトマトに鷹の爪の入った方だったと思うけど、あんまり違いは分からない(笑)。オーマイの「金のフェットチーネ」は美味しいよね。

なお、翌日にはこのミートソースを使ってタコライスもできちゃいます。

理想のボロネーゼを目指してるとは言え、ときどき目標を見失って、サワークリーム入れたり鷹の爪入れてみたりしてますが、理想が完成したらまた報告するね。

おわり。





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