ショートショート 誕生日
noteに投稿を始めて1年。
些細なことを日記風に書いてるだけだが、継続は力なり。フォロワー数も増え、そこそこのレスポンスを貰えるようになってきた。今では出勤前に記事を投稿し、昼休みにチェックするのが日課だ。
今日の昼休み、いつも通りnoteチェックをしていると、「お誕生日おめでとうございます」のコメントが朝の記事に。確かに今日は私の誕生日だが、記事中ではそのことについて触れていない。
もしかして過去の記事で書いたことがあったかと思い、「覚えていただいていて感激です。ありがとうございます」と、その時はコメントバックした。しかし、一体いつそんなことを書いたのか。午後からの仕事に身が入らなかった。
帰宅後、過去の記事を振り返ったところ、誕生日についてずばり書いた記事はどこにも見当たらない。
コメントしたアカウントのクリエイター名にはZとある。見慣れない黒無地のアイコンだ。Z氏のページを見にいくと、フォロワー数はゼロ、フォローは私一人だけ。メインページには今日投稿された唯一の記事が。
タイトルは、
「やっぱりあなただったのね」
励みになります。 大抵は悪ふざけに使います。