『SKYキャッスル』~私の方がいい母親かも?と思わせてくれたドラマ~
こんにちは。カブトムシの母@ドラマ好き です。
日曜日、大好きだった『アンチヒーロー』が終わってしまいました。
事前に「名前に色がつく人が味方」という考察を読んでしまっていたため、最後のどんでん返しが答え合わせで終わってしまい、考察なんか見なきゃよかった…とちょっと後悔。
でも予想外の展開もあり楽しめました。長谷川博己と野村萬斎の演技も最高!
ちょっぴりロスですが、次に楽しみにしているドラマが『スカイキャッスル』日本版。
数年前、Netflixで夢中になっていた韓国ドラマですが、日本版をやると知り、興奮してしまいました。
韓国版は、以前、職場でもおもしろい!と話題になり、もし、日本版やるなら誰かな~とキャストの予想をしたりしていました。
そうしたら、なんと、私が予想した高橋メアリージェーンがビンゴで、
一人で「おお!」と盛り上がってしまいました。
ストーリーは、上流階級の母親たちの壮絶なお受験バトルに父親たちの権力争い、それにプラスしてサスペンス要素も。
とにかく、ハラハラドキドキして、数日間でイッキ見してしまいました。
『SKYキャッスル』のSKYとは
韓国で有名な大学、ソウル大学、高麗大学、延世大学の頭文字をとって「SKY」。
そこから名前をとった高級住宅街「SKYキャッスル」が舞台のドラマ。
以前、『梨泰院クラス』がリメイクされたときには『六本木クラス』でしたが、『SKYキャッスル』は、そのまま『スカイキャッスル』でやるんですね。
でも、もし、日本的に言うなら、東大、早稲田、慶応で「TWKキャッスル」?
あるいは、東大、京大で「TKキャッスル」?
あ、でも、そもそもGMARCHなどと違って、全く浸透してない頭文字なので、無理ですね…。
だから、そのまんまなのかな?
自分はだめな母親だと自分責めしてたころ
ドラマを見ていたのは、3年ほど前。
中学受験をしようと勉強していた息子がいろいろあって撤退。
私の対応や声がけのまずさなどもあったと、「私って最低な毒親だ」と
毎日自分を責めて鬱っぽくなっていたころでした。
そんな時、見た『SKYキャッスル』に出てきたのは、
子どもを一流大学に行かせることによって、自分のプライドを満たしたり、権力を得たりしようとする親たち。
そのためなら、子どもの意志を無視して教育虐待することも厭わない。
うわー。
この人ら、ヤバイ…
私なんて、全然マシな親じゃん。
ドラマのキャラクターと比べるのもどうかと思いますが、
その時は、ドラマを見て、何だかちょっと救われた思いがしました。
(あのドラマを見て救われた人って、あんまりいないかも)
フィクションではない⁉
ドラマの世界なのであり得ない大げさな世界観だと思っていましたが、
以前、韓国人学生に「あれは、さすがにフィクションでしょ?」と聞いたら、「現実はもっと厳しいですよ。」と言っていました。
日本よりずっと学歴社会で競争の激しい韓国。
最近は、「韓国ではTOEIC満点とってても就職が厳しいです」と言って、
人手不足で就職しやすい日本に留学する子もいます。
一流大学を出ていても、さらにいろいろな能力がないと就職は厳しいらしいです。
韓国に行ったことがないので、実際のところ、どうなのかはわかりませんが、「子どもの将来のため」がエスカレートして、ドラマのような教育虐待が行われていても不思議はないのかもしれません。
日本版はどこまでやるのか?
それに比べたら日本はそこまでではないと思うのですが、
日本版『スカイキャッスル』がどこまで韓国版に寄せてくるのか、あるいは、日本の状況に合わせてもう少しソフトな内容にしてくるのか、気になります。
日本版キャスト
韓国版と比較して日本版キャストを見てみると、小雪と高橋メアリージュンはハマり役。
本当は「入試コーディネーター」の先生役は、小雪じゃなくて天海祐希にやってほしいけれど、『女王の教室』にしか見えなくなっちゃうから無理か…
比嘉愛未は朝ドラの『どんど晴れ』(2007年)とかぶるイメージです。
松下奈緒は、ちょっとイメージわきませんが、韓国版が性格が悪い感じの役なのでどんなふうに演じてくれるのか楽しみ。
木村文乃の母親役というと、『マザーゲーム~彼女たちの階級~』(2015)のイメージですが、今回もクレージーな上流階級ではちょっと浮いてしまうまともな人の役(?)ですね。
最近見た実写版『シティハンター』では、冴子役だったので、別人のよう。
女優さんてすごいですね。
まとめ
「教育虐待」と聞いて、ドン引きしてしまった人もいるかもしれませんが、
普通に面白いドラマだと思います。
特に『名前をなくした女神』(2011)、『マザーゲーム~彼女たちの階級~』(2015)あたりのちょっとドロドロした人間模様が好きな人なら楽しめるはず。(古くて知りませんか?)
もし、日本版で刺激が足りなければ、ぜひ韓国版を見てみてください。
お子さんのいる方も、いろいろ考えさせられるかも?
まあ、ちょっと好き嫌いはあるかもしれませんけど…。
気に入った方は、一緒に感想など、やり取りしましょう。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。