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40代から始める簿記2級取得!本当に役立つのか?取得して分かった本当の価値。実体験を赤裸々告白

簿記を学ぶ中高年の方へ:参考にどうぞ

私は40代で、仕事ではほとんど簿記を使いません。ただし、年度末の青色申告を自分で作成する際には役立っています。税理士を介さずに自己申告を行うため、仕訳の意味が理解でき、入力間違いに気づきやすくなっています。

では、中高年の私が簿記2級を取得して良かったことや無駄だったことについてお話しします。これから簿記を学ぼうとしている方にも参考になるはずです。


そもそも簿記2級を取得した理由

まず、転職を考えてのことです。正直、取り組むのが遅すぎた感があります。できれば30歳くらいまでには始めたかったです。当時、インフルエンサーたちが「簿記最強」と言っていたことに共感したのも大きな理由です。

しかし、実際のところ、若者には簿記は役立つが、中高年にはそうとも限らないという結論に至りました。



取得にかかった労力

簿記3級と2級を取得しましたが、1日1~2時間を費やしました。半年間、常に簿記のことが頭にありました。遊んでいても気になってしまうくらいです。半年間の勉強は中高年にとって大きな労力でしたが、何もしないプライベートに形が残ることをしたという達成感がありました。


率直に簿記2級は必要だったのか?

率直に言えば、簿記3級くらいがちょうどよかったと感じます。2級は難易度が高く、普段の生活に支障をきたすことが多かったです。勉強に集中しすぎて本業に影響が出ました。収入が減るのが一番苦しかったです。


強いて言えばこのあたりで役にたっています。

友人には簿記2級を取ったことを一人にだけ話しましたが、反応は「へー」という程度でした。唯一役立ったのは、自分の青色申告で仕訳の意味が理解できたことです。経費をしっかりと申告でき、会計ソフトのみで税理士費用を節約できました。


今後簿記を利用するならこんなことかな???

趣味や特技として株式投資の銘柄分析に活用できる点です。簿記の知識で財務諸表の理解が深まり、先生の動画がより理解できるようになりました。簿記で得た知識は、銘柄分析の手助けになります。また、会社のM&Aの本や財務分析系の書籍も読みやすくなりました。

ただし、簿記2級を取得しただけでは財務諸表がすらすら分析できるようにはなりません。理解の補助にはなりますが、専門家の解説が必要です。



中高年は要注意

簿記を取得して転職を考えている中高年の方は注意が必要です。リクナビに登録しても、未経験では意味がありません。可能性がゼロではありませんが、経理への転職は相当厳しいです。年齢や経験に勝るスキルはありません。


まとめ

現状、簿記2級を取得して良かったかというと、コスパに見合うところは見つかっていません。勉強は若いうちにするのがベストです。中高年には簿記3級がちょうどよいと感じます。2級は労力がかかりすぎます。

以上が、簿記を学ぶ中高年の方へのご意見でございます。


先日初めてサポートをいただきました。朝おきてびっくりしました。ありがとうございました。