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日経平均 採用銘柄

日経平均は、日本経済新聞社が東証一部に上場している企業225社からなる平均株価のことで、有力な株価指数として知られています。

採用銘柄の基準は業種バランスと流動性の高さであり、これによって日本の株価の全体的な動きを知ることができるものです。

一方で採用銘柄は定期的な入れ替えが行われており、毎年1回10月の第1営業日に実施されますし、また何らかの理由で上場廃止や東証一部から外れる時にも臨時の入れ替えが行われます。

採用銘柄は日本経済新聞社が独自に決めるもので、基本的には採用している銘柄の業種のバランスと流動性ですが、2021年からは、それまでの算出方法が、みなし額面方式から株価換算係数方式に変更しており、新規採用による日経平均の変動影響を抑えるようになっています。

これは額面方式では株価水準が高い銘柄を採用すると日経平均に大きく影響しますが、株価換算係数方式では、その影響が少なくて済むため、それまで株価の問題で採用されてこなかった値がさ株の採用が可能となるものです。

また定期入れ替えも上限を3銘柄にするなど、入れ替えによる影響を抑えるようになっています。

日経平均採用銘柄となると、注目度がアップするだけでなくファンドの組み込みにも影響するため上場銘柄としての価値が上がるメリットがあります。

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