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日経平均 騰落レシオ

騰落レシオとはテクニカル指標のひとつであり、例えば日経平均など市場全体の過熱感を見るためのものです。

個別の銘柄の動きを見るためのものではありません。
1日のみではなくある一定の期間で見ることが一般的で、特に中期的な市場の過熱感を見る「25日騰落レシオ」が多く活用されています。

値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って利率を算出し、例えば値上がりと値下がりの銘柄数が同数の場合は騰落レシオは100%となります。

100%以上は値上がり銘柄のほうが多いことを示し、それ以下は値下がり銘柄のほうが多いことを示します。

120%以上になると買われすぎとされ、70%以下になると売られすぎと判断されることが一般的です。

買われすぎや売られすぎの状態になったら反転シグナルだといえますが、例外もあるので注意が必要です。

過去の日経平均の騰落レシオでは120%以上の期間がしばらく続くこともあり160%以上になったこともありました。

逆に2020年3月の新型コロナの世界的な大流行が始まった時期には、70%を切った後もさらに下がり続け40%台にまで下落しました。

騰落レシオのみに頼るのでなく、社会情勢や株価チャートなど他の指標も合わせて見ることが必要だといえるでしょう。

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