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日経平均 空売り比率

空売り比率とは、株式の信用取引で空売り(新規売り)された状態で買い戻されていない株式の数の比率のことを言います。

その比率は、空売り金額÷売り注文の合計金額×100の数値で表されるのです。この空売りが増えると株式の相場が短期的には下落しますが、空売り比率が40%以上になると反対に空売りした株式を買い戻す傾向が見られます。

当日の空売り比率を知るには、東証が午後4時過ぎにホームページで公表し翌日の日本経済新聞朝刊にも掲載しています。

具体的にはこれが20~30%なら、通常の状態で、20%以下になると高値圏で株価下落の傾向が生じてきて、30%以上になれば底値圏で株価底打ちになるのが普通です。

最近の日経平均株価指数を見ると、それは27000~28000であり空売り比率は40%を超えます。過去のデータを見ても2015年以降は、空売り比率が40%以上の状況が続いています。

アベノミクスで株価が上昇したことも原因の一つですが、2013年に空売りの制度が変更になり、信用取引が更に活発になったことも比率に影響していると言えます。

従来のように空売り比率が30%を超えると買いのチャンス、20%以下なら売りのチャンスとは一概に言えないのが現況です。

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