【WSJ】テスラが誇るAIに現実の壁
AIの最先端にいると豪語するも、自動運転技術の具体的な進歩は示さず
テスラは生産能力の増強を進めてきたPHOTO: CFOTO/ZUMA PRESS
By Stephen Wilmot
2023 年 7 月 21 日 09:27 JST
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米電気自動車(EV)メーカー、テスラは4-6月期(第2四半期)に販売台数が増加したものの、予想以上のコスト上振れを伴うものだった。だがそれが何だというのだ。
同社の4-6月期営業利益は約24億ドル(約3350億円)と、前年同期を3%下回り、同社がまとめた予想中央値(26億ドル)にも届かなかった。
同社が値下げを行ったことから、販売台数が好調でも利益は低調になると投資家は予想していた。セダン「モデル3」は米国で現在、4万0240ドルで販売されており、年初より14%安い。業績が予想に届かなかった主因は、研究開発費をはじめとする諸経費の増加で、営業利益率は2年以上ぶりに10%を割り込んだ。
それでも、市場が今のところ利益についてそれほど気にしているかどうかは定かではない。投資家が今求めているのはおそらく成長だ。
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