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【vol.8】かぶねこ・テクニカル(ラインとソーサー)

そのまま第6章へ。
今回はラインとソーサー。


ー夢のパターンー

チャートを読む人にとって、ラインとソーサーは夢のパターンらしい。価格が大きく動く前兆となり、何よりもポジションを建てる時間が十分に取れる。欠点は人気銘柄ではなかなか見られないことなのだとか。

ラインというのは、狭い値幅の長い横ばいチャートのことで、その後突然、それまでのレンジを大きく超えて、新しい高値圏に移行する。

https://info.monex.co.jp/technical-analysis/indicators/022.html

一方、ソーサーというのは、少しずつカーブしながらラインよりも速いスピードで形成される。

https://info.monex.co.jp/technical-analysis/indicators/020.html

よくよく考えてみると、私も大きく動いているチャートには入る気が起きず、このような横ばいチャートが好きで買いがちだったが、これは実のところ、理にかなった行動だったのかもしれない。



ー市場の心理ー

ラインボトムや長期に及ぶベースというのはどういう状態か。それは、需要と供給のバランスが安定的に保たれているときだ。先の展望に変化がなく、よくも悪くも注意を引くニュースがない。

にもかかわらず、このベースがブレイクされ、出来高が大きければ、そこには何らかが起ころうとしている可能性が高いというわけだ。例えば新製品の発表や利益の急上昇など・・・。

多くの場合、インサイダーが密かに買い集めていたりするらしいが、どのような価格であれ、多く買い進められれば、それに気づいた人が追随し、株価は上昇していく。

この理屈を陰謀論のように感じるだろうか。私としては、理由はなんであれ、株価と出来高が増加するなら、そこには大きな資金を持つ大口投資家、または私よりはるかに優れた投資家たちの多くが、何らかの見込みで買いを入れているはずだから、そこに乗っておくのは正解だと思っている。私みたいな個人投資家はコバンザメでいた方がお得なのだ。



ー出来高の動きー

というわけで、このチャートパターンでも、当然ながら出来高にしっかり注目する必要がある。

出来高はベース圏内では特に少なく、ブレイクアウトして新しい高値圏に入っても最初は比較的少ないが、そのあと劇的に増えるようだ。

一方で、ソーサーは安値に向かって少しずつ減っていき、反転すると少しずつ増えていく。つまり出来高もソーサー(皿)と同じように動くとのことだ。



ー「ふるい落とし」に要注意ー

この変形は、まさに私が過去によく損切りさせられる大きなポイントだった。まさに目から鱗の情報だ。

このチャートパターンでは、ブレイクアウトの直前に反対方向への突発的な動きが起こることがあり、それによりふるい落とされる人も多いそうだ。そこで一旦安値を付けてから、株価はベースを上抜いていく。短期の下落は弱気に見えるが、実際はここから大きな上昇につながる。


と、今回はここまで。次回はこの夢のパターンにおける勝負のタイミングをまとめていきたい。

つづく。

#投資
#NISA
#資産形成
#銘柄

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