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【コラム】米国株S&P500と恐怖と欲の指標

Fear&Greed Index

「Fear & Greed Index」とは、アメリカの大手メディアであるCNN社が提供している相場の過熱感を推し量る指標です。日本語に翻訳すると、「恐怖と欲深さ 指数」ということになります。

昨夜のS&P500指数は、「極めて貪欲なレンジ」に入ったことになります。
「頭と尻尾まで喰い尽くす」にはハイリスクが伴います。長期的に下がることを決定づけるものではなく、短期的に黄信号から赤信号に切り替わったチキンレース・スタートといったイメージです。

算出方法も各種指標を基に、その指標からのかい離をベースにしており、CNNが発行元ということもあってか、多くの海外投資家が参考にしています。日本の騰落レシオに似た指標です。



下図は「Fear & Greed Index(水色)」と「S&P500指数(橙色)」を重ね合わせたチャートです。

水色の線が「80」を超えると、S&P500指数も天井を匂わせ、「20」を切ると底打ちを示唆しています。

今年の1月初旬にも80に達し、S&P500指数も4日続落しましたが、トレンドライン(25日移動平均線付近)にサポートされ、次の上昇に繋がりました。

ブル(強い)トレンドの下で、一旦冷やしに入り、上げていくようなところも騰落レシオとそっくりです。米国株を観る上での「騰落レシオ」として私は参考にしています。

CNNビジネスのサイトで見れます。

有料版記事は、質と量の両面でより充実させた再現性のある内容の執筆となっています。

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