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【LHTRPG】アーキ職別オススメ特技と解説:回復職編

まずは役割をしっかり果たしたい人へ

LHTRPGの初心者やゲームが苦手という人向けに、職業別のオススメ特技をまとめました
初心者向けなのでアーキ職(戦士職や回復職など)の分類に対応した役割を果たすためのオススメ特技を選んでいます
「攻撃に特化した森呪遣い」や「障壁でタンクをする召喚術師」みたいな変わったビルドは含みません
しっかり自分の職業の役割を果たしたいけど、どれが使いやすい特技なのかわからない! という人は参考にどうぞ!

他のアーキ職のオススメ特技と解説

▼戦士職
https://note.mu/kabu_lhtrpg/n/n3f8747b303d9

▼武器攻撃職
https://note.mu/kabu_lhtrpg/n/nd3d295378cb9

▼魔法攻撃職
https://note.mu/kabu_lhtrpg/n/nf3bf0dca4300


回復職編

回復職に分類されるのは<施療神官><森呪遣い><神祇官>
回復職の最大の仕事は味方のHPを維持すること!
LHTRPGの敵はヘイト(狙われ率)が一番高い味方と攻撃するというルールがあるので、必然的にヘイトトップを維持する戦士職(盾役)が一番攻撃を受けます
つまり回復職も戦闘の大半を戦士職の回復に費やすことになります!
味方(主に戦士職)のHPを管理するコツですが素直に相談しましょう!
「どれくらいダメージ食らいそう?」とか「回復これぐらいで足りそう?」とか!
HPの管理はヘイト管理やダメージ予測と直結しているので初心者には難しいです。なのでじゃんじゃん相談しましょう!
オススメ特技ですが共通特技の<ヒール>と<パシフィケーション>が優秀すぎて、各職の固有回復特技とこの2つを使うだけで役割を果たせてしまいます。簡単!

▼<ヒール>
タイミング:メジャー
効果:味方1人のHPを回復する
●解説
味方単体のHPを回復します。ホイミとかケアル的な基礎回復特技です
<施療神官><森呪遣い><神祇官>の3職すべてが自動取得で必ず使えます
自動取得の基礎回復特技とは思えないほど優秀で、「タイミング:メジャー」におこなう「単体回復」はこれ1つだけでやっていけます!
さらに<施療神官><森呪遣い><神祇官>の3職はヒールに加えて、固有の回復特技を自動取得で持っているので、特技で新しく回復手段を用意する必要が(ほぼ)なかったりします
固有回復特技+<ヒール>だけで仕事を果たせるので初心者でもやりやすいですね!

▼<パシフィケーション>
タイミング:メジャー
効果:味方1人のヘイトを下げる
●解説
すごく汎用性の高いヘイト管理特技です。使ってもヘイトが上昇しないので自分に使ってよし、味方に使ってよしの優良特技
一番の特徴は「戦士職のヘイトを下げられること」!
戦士職は豊富なヘイト管理手段を持ちますが、自分のヘイトを下げる手段だけはまったく持っていません
そのため戦闘が進むと味方のヘイトは低いのに戦士職だけめちゃくちゃ高い、という状況がよく起こります
ヘイトトップを維持するだけならもっと低くてもいいのに、自分では下げられないわけですね
それを解決できるのが<パシフィケーション>です!
味方のHPが十分に維持できていて、<ヒール>が必要ないときに<パシフィケーション>を1度使っておくだけで戦士職は大助かりです
しかもヘイトを下げる=ヘイトダメージを下げるなので、HPを回復する必要がないときにもHPの管理ができてしまうんです!
味方と相談しながら<ヒール>と<パシフィケーション>を使い分けていれば、それだけでもう優良ヒーラーのできあがりですね!
回復職が<パシフィケーション>を持ってきてくれている、というだけで味方はめちゃくちゃ精神的に余裕を持てるので超オススメです!

<施療神官>

<施療神官>は味方がダメージ受けた瞬間に回復をおこなえる「反応起動回復」が特徴の回復職です
攻撃を受ける度に回復を繰り返せるのでHPの維持を得意とします
ただし回復の度にヘイトが上がってしまう点に注意。回復職の中でもっともヘイトトップになってしまいやすいです
重鎧と盾が装備できて<守護戦士>に次いで防御能力が高いという<施療神官>の特徴を活かして、ヘイトトップになってもいいように防御力を高めにしておくと動きやすくなりますよ!

▼<リアクティブヒール>
タイミング:味方がダメージを受けたとき
効果:ダメージを受けた味方のHPを回復する
●解説
味方がダメージを受けたときに即座にHPを回復できます
自動取得で<施療神官>はこの<リアクティブヒール>ともう1つの自動取得特技の<ヒール>を使って味方のHPを維持することになります
コスト:ヘイト1なので回復する度に自分のヘイトが上がってしまうことに注意
戦士職にヘイトを下げるのをお願いしたり、<パシフィケーション>を取得して自分で下げるなどしましょう
<パシフィケーション>は持っていると戦士職の負担を減らせたりするので、超オススメです!
<リアクティブヒール>は攻撃を受けないと使用できないのが弱点なので、味方(特に戦士職)がダメージを受けたら温存せずどんどん使いましょう!
1ターンあたりの使用回数制限ですがオススメは3回(SR2)です。(自動取得時点で2回)
2回のままだと序盤の敵が多いときに回復が追いつきづらく、4回以上は敵を減らしたあとに無駄になりやすいので3回使えるようにしておくのをオススメします

▼<リアクティブマスタリー>
タイミング:<リアクティブヒール>を使うとき
効果:<リアクティブヒール>の回復量が上がる
●解説
<リアクティブヒール>の回復量を上げる(ほぼ)唯一の手段です
ヒーラーをするなら必ず取得しましょう!
回復量が増えるだけでなく、<リアクティブヒール>の回復量のムラが小さくなるのがとても大きいです
回復量が安定するとタイミング:メジャーで<ヒール>を使わないといけないことが減り、その分<パシフィケーション>を使って<リアクティブヒール>で上がったヘイトを下げたりする余裕が持てますよ!

<森呪遣い>

<森呪遣い>はターン終了時にHPが回復する「再生系回復」が特徴のヒーラーです
<森呪遣い>の「再生系回復」は味方がターン終了時まで生き残っていないと回復が発動しないので、<施療神官>や<神祇官>と比べると扱いが難しいです
固有回復が小回りが利かない分、後述の<エントランストライフ>や<スクランブル>など緊急回復をおこなえる特技を必ず1つは持っておきましょう!
緊急回復はどちらもタイミング:イニシアチブで使用できるタイミングが豊富なので、難しければ素直にGMに相談しましょう!
「<エントランストライフ>/<スクランブル>を持っているので、イニシアチブの確認をしてもらってもいいですか?」と言えば、GMは誰かの行動が終わったときに「タイミング:イニシアチブだけど<エントランストライフ>/<スクランブル>を使いますか?」と確認してくれますよ!

▼≪灰の指輪≫(補助装備品)
タイミング:ーーー
効果:装備すると魔力が上昇する
●解説
特技ではないですが<森呪遣い>で必須と言えるのが魔力を上げる装備です
魔力を上げると「再生系回復」と<ヒール>の回復量が同時に増えるので、ヒーラーの役割を果たしやすくなります
魔力を上げる装備は他にも杖がありますが、特定の特技を取らないと装備できないので、まずは使いやすい≪灰の指輪≫がオススメです!

▼<エントランストライフ>
タイミング:イニシアチブ
効果:味方1人のHPを回復する
●解説
<森呪遣い>の緊急回復手段その1
好きなタイミングで割り込んで使える単体回復です
このままではターン終了時に「再生系回復」が発動する前に味方が死んでしまう! というときに使って、「再生系回復」まで生き延びさせるのが目的になります
回復量が固定なので自分も味方も計算がしやすいのが良いところですね
ただし使用回数:シーンn回の使い切りタイプなのに注意
CR1~2だと1回しか使えないと思っておいてください!
HP管理やダメージの予測がまだ難しい、という人は戦闘が始まるときに「<エントランストライフ>を持ってきたので、1度だけ18点(CR1時点)回復できます」と伝えておくと、GMや味方に「今、使うといいんじゃない?」と教えてもらいやすくなりますよ!
合わせてタイミング:イニシアチブは使えるタイミングがかなり多く、しかも使いどころが難しいので、GMに「<エントランストライフ>を持ってきたのでタイミング:イニシアチブの確認をしてもらっていいですか?」と聞けば完璧です!

▼<スクランブル>
タイミング:イニシアチブ
効果:自身の待機状態を解除して、即座に行動する
●解説
<森呪遣い>の緊急回復手段その2。どの職業でも取れる特技で「共通」のところで取得できます
待機を宣言しているときだけ使えて、好きなタイミングで待機を解除、即座に自分の番にできます
先に書いた<エントランストライフ>より使いやすいところは因果力1点を払えば何度でも再利用できる点
安定した動きができるようになるので、後述の注意点に気をつければ<スクランブル>の方がオススメです!
ちなみに再利用は2回目以降使いたいときにコストを払えばいいというルールなので、使いたいときになってから「因果力1点で<スクランブル>を再利用します」と言えば大丈夫ですよ!
なによりも注意しないといけないのは「待機していないと発動できない」ということ
つまり自分の行動力(素早さ)が低くて、行動順が回っていないときには割り込めないということです!
なので活用するためにはステータス振りや装備品で行動力を高くする必要があります
行動力を高くできる武器や特技などの把握は初心者には難しいので、これも素直にGMや味方に「<スクランブル>のために行動力を高くしたいんだけどどうすればいい?」と相談しましょう!
また<スクランブル>はタイミング:イニシアチブなので使えるタイミングが多く、使いどころが難しいです
なのでこれも戦闘が始まるときに「<スクランブル>を持ってきたのでタイミング:イニシアチブの確認をしてもらってもいいですか?」と相談しちゃいましょう!
きっとGMた味方に「今<スクランブル>を使うといんじゃない」って教えてもらえますよ!

<神祇官>

<神祇官>はダメージを防ぐ「障壁」(バリア)を張ることで味方が受けるダメージ自体を抑えるのが特徴です
LHTRPGでは敵が攻撃するのは、まずヘイト(狙われ率)が一番高いPCなので攻撃対象が予測しやすく、先に「障壁」を張る<神祇官>はとても使いやすいです
もっとも初心者に優しいのが自動取得の<ヒール><禊ぎの障壁><御霊の守護>だけでヒーラーとしての動きが完成していることです!
ターンの開始時に<禊ぎの障壁>で「障壁」を戦士職に張り、防ぎきれなかったダメージを<ヒール>で回復する
これだけでヒーラーとしての役割がバッチリ果たせます!
ヒーラーとしての動きは自動取得で十分なので、あとは<パシフィケーション>を取っておくと戦士職のヘイトを下げられて便利です
また「障壁」は効果量を増やす方法が豊富で、ほとんどの場合同時に<ヒール>の回復量も増えるので装備品の用意などが簡単なのも良いところです
もし好みを抜きにするなら、初心者で回復職をやりたいという人には<神祇官>をオススメします!

▼≪灰の指輪≫(補助装備品)
タイミング:ーーー
効果:装備すると魔力が上昇する
●解説
特技ではないですが<神祇官>で持っておいて間違いないのが魔力を上げる装備です
魔力を上げると<禊ぎの障壁>と<ヒール>の効果量が同時に増えるので、とても効率良くヒーラーとしての使い勝手を上げられます
魔力を上げる装備は他にも杖がありますが、特定の特技を取らないと装備できないので、まずは使いやすい≪灰の指輪≫がオススメです!

▼<禊ぎの障壁>
タイミング:セットアップ
効果:味方1人に「障壁」を付与する
●解説
セットアップ(ターン開始時)に味方1人に「障壁」を張ることができる<神祇官>のメインウェポンです
とにかくこれを戦士職に使っておけば、<神祇官>の役割はほとんど果たしたと思っていいです!
あとは<ヒール>で防ぎきれなかったダメージを回復したり、回復が必要ないときは<パシフィケーション>でヘイト管理を手伝ったりしていれば、もう超優良ヒーラーのできあがりです! 自分が戦士職なら感想戦で「ヒーラーが手厚く支えてくれたので安心して動けた」って言いますね!
注意したいのは「障壁」が既に張られている味方にさらに「障壁」を張ったときのルール
「障壁10点」が付与されている味方にもう1度「障壁10点」を付与しても「障壁20点」にはならず、「障壁10点」が片方だけ残ります
常に高い方の1つだけしか維持できないと覚えておいてください
ちなみに味方の「障壁」が削れているときにそれを上書きして張り直すか、他の味方に障壁を張るかを判断しないといけないときがありますが、素直に味方に相談しちゃいましょう
「障壁張り直した方がいいですか?」と言えば「自分はまだ耐えられるから他の味方をお願い」とか「厳しいから張り直してほしい」とか教えてくれますよ!

▼<御霊の守護>
タイミング:「タイミング:セットアップ」の<神祇官>専用特技を使うとき
効果:使用する<神祇官>専用特技のヘイトコストを-2する
●解説
セットアップ(ターン開始時)に<禊ぎの障壁>などの<神祇官>専用特技をヘイトコストを-2して使えるようになる特技です
<禊ぎの障壁>は元々がコスト:ヘイト2なのでヘイト0になりますね
この特技のおかげで<神祇官>はヘイトをまったく稼がずに、ヒーラーとしての役割を果たすことができます!
「<禊ぎの障壁>(+<御霊の守護>)+<ヒール>or<パシフィケーション>」の基本の動きをしてもヘイトが0~1しか上がりません
自分がヘイトを稼がなければ戦士職は他の味方のヘイトを下げる余裕ができ、戦士職にヘイトを下げてもらえるから他の味方は思い切って行動できる
最高のスパイラルに繋がるわけです!
デメリットは一切ないので、<神祇官>は必ずこれとタイミング:セットアップの特技を一緒に使いましょう
初心者の内は「<神祇官>はセットアップは<禊ぎの障壁>と<御霊の守護>をセットで使う」と覚えとくといいですよ!
使い方は簡単でセットアップに「<御霊の守護>で<禊ぎの障壁>を選択して使います」と言うだけです
毎ターン宣言するのは手間なので最初に使ったときに、「これから<禊ぎの障壁>を使うときは<御霊の守護>をセットで使ってることにしていいですか?」と聞いておくとGMは快く許可してくれますよ!

まとめ

回復職の最大の仕事はHPを維持することで、大抵は一番攻撃を受ける戦士職を支えることになります
なによりも戦士職に相談することを心がけましょう!
HP管理やダメージ予測は初心者の内は本当に難しいです。慣れてきても普通に計算を見誤ったりします
なので相談することはなにも恥ずかしくないです。むしろ積極的に連携を取ろうとしているんだと誇ってください! 自分はこまめに相談してくれる方が味方だと嬉しいです!
「回復した方がいいですか?」と一言聞く気遣いが回復職の本当の仕事なのかもしれないですね!
あと味方のヘイトを下げる<パシフィケーション>は本当にオススメです
自動取得だと思ってまず<パシフィケーション>を取ってから、どの特技を取るか考えていいくらいですよ
自分のヘイトを下げられない戦士職は回復職が<パシフィ―ケーション>を取ってくれているとめちゃくちゃ安心しますしね!

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